【浦和】初先発の安部裕葵、動き出したダイナミズム「点を決めたかった」「もっとリスクを負わなければ」
安部裕葵。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「成功確率50パーセントでも突っ込んでいけるように」
[J1百年構想リーグ 地域ラウンド14節]浦和 2-0 千葉/2026年5月2日16:00/埼玉スタジアム2002
「点を決めたかった」
浦和レッズでの初先発を果たした安部裕葵は試合後、そう切り出した。4-2-3-1のトップ下で先発して57分までプレーし、小森飛絢と交代した。
田中達也暫定監督は、前節の中島翔哉に続いて、今回の安部の起用について、「アイデアのある選手を必ず一人、攻撃的なポジションに入れたいと考えている」と意図を明かす。安部はその期待に応えるように敵陣で、別格である柔らかなボールタッチから確実にボールを収めて起点となった。
「この数年間、練習をずっとやってきたけれど、やっぱり試合は違うなと。それはすごく感じました。試合と練習ではプレーの選択が違う。余裕を持ってプレーはできましたが、もっとリスクを負えたかもしれない。練習中はケガをしないように、ということも考えているのもありますが。成功確率50%でも突っかけていく、何か事故が起こりそうだとか、そういうタイミングは、やっぱり理解し始めないといけない」
交代出場とは異なり、先発ではチームの流れを作り出す役割が求められる。その楽しさと難しさを、安部はピッチ上で実感していた。
「前半は思い通りにできて、相手は出て来れなかった。でも感覚としては、もうちょい前へ行きたい。相手が来ていなかったので」
「俺は交代したあとロッカーでアイシングを受けて、映像で試合を見ていました。上からの視点で見られるので気付けることも多く、それをピッチレベルで感じないといけない。と言いますか、感じられるはずなんですよ。ゲームをコントロールするとなると、そういう能力が必要」
頭の中では、いくつものイメージが浮かぶ。それをピッチで表現したい……その葛藤と確かな手応えが交錯していた。
「試合に出ないと。これは練習中には感じられない。ウガ(宇賀神友弥)さんやいろいろな人から『いつも通りでいい。はしゃぐなよ』『まずケガをしないことが一番だ』と言ってくれて。もちろん、勝てて良かったです。ネモ(根本健太)と(小森)飛絢が決めてくれましたから。しっかりプレーできる自信がついてきたので、ここから少しずつ上げていきたいです」
安部裕葵のなかで、静かに――しかしダイナミックに変化が起き始めている。
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