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【浦和】リカルド監督、柏戦GKエントリー問題を語る。塩田仁史の「大きな貢献」、西川周作の好守称賛

浦和の西川周作(左)、塩田仁史(右)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

福岡戦に向けて、第1戦の「悔しさをぶつけたい」。

 J1リーグ浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が6月25日、オンラインによる記者会見に応じて、27日のホームでの20節・アビスパ福岡戦に向けた抱負などを語った。そのなかで23日のアウェーでの柏レイソル戦(〇2-0)での、新型コロナウイルス検査結果の報告に関する行き違いによりGK鈴木彩艶がエントリーできなかった問題についても、質問に答えた。

 U-24日本代表活動を終えて、すぐにJリーグの公式戦を迎えるタイミングのため、その代表活動中の日本サッカー協会(JFA)による検査結果(陰性)を報告することが決められていた。しかしクラブはそれを怠っていたことが発覚。浦和は試合前、改めてJリーグと確認を取り、同日試合前、鈴木がエントリーできないと判明した。そして西川が試合に臨み、メンバー外だった塩田仁史が急きょスタジアムに駆けつけてサブに入った。

 リカルド・ロドリゲス監督はその「決定」を聞いた時の心境などを次のように話した。

「私たちは人間ですので、こうしたことも起こり得ます。もちろん重大だとも言える出来事です。今後避けることができればと思います。私がこのことを聞いた時、できるだけ試合に集中し、この点をあまり重視せず、自然に振舞おうと心掛けました」

 結果的に、ベテランのゴールキーパー二人がしっかり仕事をこなした。西川は完封で勝利に貢献。そして指揮官は塩田の役割についても言及した。

「そのなかで西川選手は非常にいいプレーを見せてくれました。塩田選手もスタジアムに駆け付けて、ベンチに入りました。また、塩田選手はベンチにいる時、周りに声掛けをいつもしてくれています。これまで出場時間がないものの、非常にいい影響力を与えてくれていて、チームに大きな貢献をしてくれています」

 そしてクラブに関わる全員で、ここから「学ぶ」ことの大切さを強調した。

「これは起こってしまったことで、逆にこのチームでは誰が試合に出ても通用するのを見せつけられました。彩艶選手は試合に出られませんでしたが、西川選手がいいプレーを見せ、勝点3を得られたのは嬉しく思います。大事なのは、ここから私たち全員で学ばかなければいけません」

 そして福岡戦に向けて、リカルド監督は「いい試合にしたい。1戦目(アウェー/●0-2)の悔しさをぶつけたいです。湘南戦(●2-3)からいろいろ学び、ここで勢いをつけて連勝していきたいです」と意欲を示した。 

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[文:塚越始]

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