【W杯】2030年「64チーム」、2034年「32チーム」が有力か。焦点はFIFA会長選挙

FIFAワールドカップ (Photo by Michael Regan - FIFA/FIFA via Getty Images)

ホスト国は「6」に!?

 FIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ会長が7月13日までに、次回「100周年」記念大会を迎えるスペイン・ポルトガル・モロッコ共催の2030年ワールドカップ(W杯)について、過去最多となる64チーム(64か国)参加を検討すると明らかにした。

 また、南米のウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイでも開幕戦が開催されることが決まっている。ホスト国が「3」または「6」になることを踏まえると、32チーム制は事実上、実現が難しいと言える。

 ただし、北中米W杯での48チーム制は、グループステージで多くの課題を残した。グループ3位となる可能性のあるチームは滞在を余儀なくされ(スタッフ、サポーターも)、くじ引きによる有利・不利に対しても多くの不満の声を残した。むしろ「64チーム制で各組上位2チームが決勝トーナメント進出(ラウンド32)」のほうが、より分かりやすく日程も組みやすいとの見方もある。

 今後の「検討課題」は、各大陸の予選方法(強豪不在となればつまらなくなり、ホスト国の強化も難しくなる)、64か国制の受け入れ体制の確保――あたりがクリアになるか。

 これまでの流れでは、W杯開催から1年半後には各大陸の予選がスタートしている。一気に64チーム制実現へ話が進む場合もある。

 例えば、そうした改革案に反対する人物が来年行われるFIFA会長選挙で当選すれば、ひっくり返ることはあり得るかもしれない。ただ今大会は莫大な利益を生んだだけに、現状では、(たとえ会長が交代しても)64チーム制が有力視されそうだ。

 また、2034年のサウジアラビア大会は、2022年のカタールW杯に続いて冬開催になる。このままいけば欧州主要リーグ開催中となるため、選手への負担を考慮し、改めて32チーム制に戻ると見られる。カタールW杯の首都ドーハを中心とした“コンパクト開催”は評価が高かっただけに、色々な面でのクオリティを重視する大会になるか。

 むしろ、サウジ大会での32チーム制への回帰を前提に、「100年記念大会」でのみ64チーム制が採用されるシナリオは十分考えられる。

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