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香川真司ら乗せたドルトムントバス襲撃犯に「終身刑」を要求

香川真司 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

担当検察官は28度の「未遂」を重視。

 ボルシア・ドルトムントが欧州チャンピオンズリーグ(CL)のASモナコ戦に向かうバスが襲撃された昨年4月の事件で、11月19日、ドルトムントの地元紙『WAZ』はドルトムント検察の担当検察官のカルステン・ドンベルト氏がセルゲイ・W容疑者に終身刑を要求しているとレポートしている。

 事件は2017年4月11日、ドルトムントの選手とスタッフを乗せたバスがホテルを出発したあと、生垣から発射された3発の爆弾でバスの窓などを破損。マルク・バルトラが右手首を骨折し、バイクで警護していた警察官も負傷した。

 現在はドルトムント検察が起訴。同容疑者はドルトムント株の暴落を狙ったものだという罪は認めているものの殺意があったことを否定している。一方、担当検察官は容疑者が28回もの計画を立てていたことを重視し、罰金に加え終身刑を要求しているという。

 そのバスに乗っていた香川も、自身のオフィシャルブログで「今まで戦争や、テロというのは自分にとって遠いイメージがありました。でも今回このような事が起きて他人事ではなく本当身近に危険がある事を実感しました」と綴っていた。

 その事件はその後のドルトムントの選手たちのパフォーマンスにも大きな影響をもたらした。判決はドルトムント陪審裁判所で、11月27日に言い渡される予定だ。

文:サカノワ編集グループ

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