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【浦和】槙野智章が脳震盪のあと初の実戦。ガラガラ声で「大事なのはあと2戦」

浦和レッズの槙野智章。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

リーグ戦は32試合4得点。2010年以来警告は一度も受けず。

[J1 34節] 浦和 3-2 FC東京/2018年12月1日/埼玉スタジアム2002

 浦和レッズのDF槙野智章が今季リーグ最終のFC東京戦でフル出場を果たし、3-2の勝利に貢献した。日本代表として臨んだ11月20日のキリンチャレンジカップのキルギス代表戦(日本が4-0で勝利)で後半途中に競り合いからピッチに落下した際に脳震盪を起こして以来の実戦となったが、「なんとか90分やれたことは良かったと思います」と語った。

 久々となる実戦を戦い終えた槙野の喉は、普段よりも嗄れていた。

 2失点を喫したことが悔やまれた。それでも、この日は勝利を収めて、FC東京を抜き順位を上げること。加えて浦和で17年間のキャリアを過ごして引退する平川忠亮を勝って送り出すことも、チーム一丸となっての目標だった。

「勝ったから良かったです。今日はまず勝つことがメインでしたので、それに尽きると思います。前節は負けていましたし(槙野不在だった33節の湘南ベルマーレ戦は1-2)、自分たちが勝ったことで、求められる順位に踏みとどまれたことは良かったと思います。ただ、大事なのはこのあとの2戦(天皇杯の準決勝と決勝)。しっかり、それに向けてもう一回、準備します」

  2018年はJリーグ32試合4ゴールを記録した。2010年のシーズン以来、警告(イエローカード)は一度も受けなかった。そしてFIFAロシア・ワールドカップ(W杯)の日本代表メンバーに選ばれ、大舞台のピッチを踏んだ。

 あと欲するのは浦和でのタイトル――。来季のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場権が懸かる天皇杯を獲得すること。その今年最後の戦いに向けて、もう一度、気持ちを高めていた。

文:サカノワ編集グループ

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