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東京V移籍決定。近藤直也が千葉で味わった「人生最高の瞬間」とは

千葉では2シーズン主将を務めた近藤が東京Vに移籍!写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「皆さんと一緒に喜び合えた、あの思い出はいつまでも忘れません」

 ジェフユナイテッド市原・千葉のDF近藤直也が1月6日、東京ヴェルディに完全移籍することが決まった。両クラブから正式に発表された。

 35歳の近藤は栃木県出身で、182センチ76キロ。柏レイソルユースを経て柏レイソルに昇格、2016年から千葉でプレーしてきた。Jリーグ通算356試合19得点。千葉での通算はJ2・110試合8得点。2017シーズンからキャプテンを務めてきた。

 近藤は千葉の公式ホームページで次のようにコメントしている。

「3年間という短い間でしたが、たくさんの経験をさせていただき本当にありがとうございました。ジェフが良い方向に進んで行こうとするなか、チームの一員として皆さんとともに戦えたことを本当に嬉しく思いますし感謝しかありません。

 そんななかチームの勝利に貢献できず、J1昇格という目標を達成できなかったのはすごく残念ですし本当に申し訳なく思っています。3年間の中で苦しい時期のほうが多かったですが、一昨年のフクアリでの最終戦ロスタイムのゴール、あれは人生の中で最高の瞬間でした。

 皆さんとともに喜べた本当に最高の瞬間でした。あの思い出はいつまでも忘れません。

 僕はチームを離れることになってしまいましたが、ジェフのこれからの益々の発展とJ1昇格という目標が達成できることを心から願っています。3年間本当にありがとうございました」

 そのように近藤が「人生最高の瞬間」に挙げたのが、2017年11月19日、J2リーグ最終42節の横浜FC戦で決勝ゴールだった。1ー1で迎えた90+2分、清武功暉のコーナーキックに、ジャンプヘッドから高い打点で合わせ叩き込んでみせた。この一撃で千葉はJ1昇格プレーオフに進出を果たしたが――。

 準決勝の名古屋グランパス戦で2-4と敗れ、J1復帰はならず。昨季その悔しさを晴らすことができず、今回、新天地を求めることになった。

 新シーズンから、初めて千葉県外でプレーすることになる。しかも千葉とのJ1昇格を争うライバルだ。千葉にとっては、近藤の壁を越えることが、J1昇格への条件になる。

 もちろん近藤も東京Vの勝利のため、千葉を抑えることに全力を傾ける。対決が今から楽しみだ。

文:サカノワ編集グループ

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