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浦和Lの木崎あおいがちふれ埼玉に移籍「私自身レッズレディースを離れる日が来るとは思ってもいませんでした」

浦和レッズレディース。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

下部組織から9年間在籍。過ごした時間は大きな財産、大切な宝物。

 浦和レッズレディースのMF木崎あおいが1月7日、 なでしこリーグ2部のちふれASエルフェン埼玉に移籍することが発表された。

 木崎は1998年3月13日生まれの20歳。161センチ、51キロ。これまでのサッカー歴は、TSガールズ―美杉台トゥギャザー―飯能ブルーダー―浦和Lジュニアユース―浦和Lユース―浦和L。U-20日本女子代表に選出された経験がある。 浦和Lでの公式戦通算は52試合1得点(リーグ25試合1得点、リーグカップ20試合0得点、皇后杯7試合0得点)。

 木崎は次のように約700字に自身の浦和Lに対する熱い想いを込めて、サポーターとチームメイトやスタッフに感謝を伝えている。

「2019シーズンから、ちふれASエルフェン埼玉に移籍することに決めました。浦和レッズレディースにはジュニアユースから9年間、大変お世話になりました。また『浦和レッズ』というビッグクラブでプレーできたことをとても誇りに思います。

 この9年間は嬉しいこと、楽しいことだけではなく、苦しいこと、悔しいことなどたくさんの経験をさせていただきました。ここまでレッズレディースでプレーできたのも多くの方々の支えがあったからです。

 私自身、レッズレディースを離れる日が来るとは思ってもいませんでした。とても悩み、迷いましたが新しい環境に身を置くことでサッカー選手としてだけでなく、人としてもさらに成長したいと思い決断しました。

 未熟な私に熱心に指導してくださった監督やコーチ、チームスタッフ、クラブ関係者、手厚いサポートをしていただいたパートナー企業の皆さま、そして何より常に全力で応援してくださったファン・サポーターの皆さま、本当にありがとうございました。

 日本一のファン・サポーターの方々のもとでプレーできたことが本当に幸せです。

 また、切磋琢磨しながらどんな時もともに闘ってくれたチームメイトにも感謝の気持ちでいっぱいです。

 全員で同じ目標に向かい取り組んだことや試合で勝利した時の喜びはかけがえのないものとなりました。私にとってレッズレディースで過ごした時間は大きな財産となり、大切な宝物です。

 チームは変わりますがこれからも浦和レッズというクラブが大好きです。初心に戻り、大きく成長した姿をお見せできるよう新天地でも頑張ります。

 また、これからも浦和レッズへの応援、サポートをよろしくお願いいたします。今まで本当にありがとうございました」

 2018シーズンのちふれは、2部リーグで8勝6分4敗の3位に終わり、入れ替え戦に出場できる2位に勝点1差で及ばなかった。2019シーズンは、木崎をはじめ多くの選手を1部リーグから獲得。1部昇格へ本腰を入れている。

 そして埼玉でのサッカー熱と裾野はこうして広がっていくのかもしれない。新天地での木崎には中心選手として活躍を期待したい!

文:サカノワ編集グループ

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