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久保建英の復帰に長谷川監督「才能豊かな選手」「もう一度フラットに見ていく」

昨季の横浜FM戦で中町公祐と競り合うFC東京の久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

FC東京は今日始動。明日からキャンプ。

 FC東京で2シーズン目を迎える長谷川健太監督が1月12日の新体制発表会のあとのメディア対応で、今後のさらなる補強について、また新シーズンに向けた抱負を語った。

 まず、これまでの補強について。指揮官は「チームの主力が残ったことには満足しています。あとはポイントでプラスアルファができれば。まずまずの状態で新チームがスタートできると思っています」と語った。サポーターの前にした新体制発表会で大金直樹社長は助っ人のアタッカー獲得に動いていると明言しており、発表が待たれるところだ。

 一方、横浜F・マリノスから久保建英、アビスパ福岡からユ・インスがレンタルバックされた。久保は横浜FMでJ1デビュー&J1初ゴールを決めるなど活躍。横浜FMも引き留めようとしていたと言われる。その17歳のタレントの復帰について、指揮官は次のように語った。

「才能の豊かな選手なので、彼の将来は未知数、不透明なところもあると思いますが、少しでも一緒に仕事をできることを非常に光栄に思っています」

 そのうえで当面のチーム作りについて、長谷川監督は「競争の活性化」を強調。改めてフラットな目で選手を見ていくことを強調していた。

「(昨季について)特に後半戦は点を取れなかったことには非常に苦労し、難しい部分がありました。ただ試合の内容自体は満足することが多く、あとはそれをいかに結果に結びつけるか。

 (国頭キャンプでは)競争という部分を、もう一度煽っていきたい。昨シーズンも前半戦はいろんな意味で競争があったが、後半戦はチームの活性化の部分で物足りなかった。新加入の選手を含め、もう一度、フラットに選手を見ていきたい。あとはゴール。そこにこだわったトレーニングをさせていきたいと思います」

 指揮官はそのように、あくまでもチーム内の争いがゼロからスタートすることを強調していた。

 FC東京は11月13日10時30分から小平グラウンドで始動。14日から沖縄県国頭村でのキャンプに臨む。

文:サカノワ編集グループ

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