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【浦和】新加入の鈴木大輔「レッズのユニフォームに袖を通した時、胸が熱くなった」

浦和のACL用ファーストユニフォームを着る鈴木大輔(中央)。(左から)汰木、山中、鈴木、杉本。(C)SAKANOWA

自分らしい「4番像」を築きたい。

 柏レイソルから浦和レッズに加入した鈴木大輔が1月16日、クラブの2019シーズン加入記者会見16で浦和の新ユニフォーム姿をお披露目した。

 2016年から18年9月まで在籍したスペインのジムナスティック・デ・タラゴナもチームカラーは赤だった。ただ、色ではなく、浦和のユニフォームに袖を通したことに、鈴木は「気持ちが高揚しましたた」と胸の内を明かす。

「スペイン時代に赤いユニフォームを着ていたので、(色については)そこまで違和感を感じていません。

 ただ、浦和レッズのユニフォームに袖を通した時、胸が熱くなりました。自分が対戦したときにプレッシャーを感じていたあのユニフォームを、今、自分が着ている。そう思うと、気持ちが高揚しました」

 ユニフォームのデザインは、小さなダイヤモンドが鎖状に連なるクラブ史上初めてのストライプ模様が採用された。そして左胸に浦和のエンブレムがついた真新しい「4」番のユニフォーム。そのキットを身につけた時、特別な想いを抱いた。

 また、浦和の4番と言えば、田中マルクス闘莉王、那須大亮といったファイタータイプのセンターバックがつけてきた番号である。鈴木は鈴木らしい「4番像」を築き上げたいと言う。

「偉大な先輩方が着てきたユニフォームで、4番をつけている浦和のDFは得点力も高くて、大事なところで試合を決定づけてきた。そういうイメージもあります。自分の『4番像』を作って、また新たな感じの4番だと認めてもらいたいと思います」

 そのように鈴木は決意を示した。

「(オリヴェイラ監督のスタイルについて)昨シーズン対戦した印象では、時間の使い方が上手いなと思いました。守らないといけないのか、攻撃しないといけないのか、リスクを掛けないといけないのか、最適な選択を求めている。勝ちに行くところと、したたかなところ、と同時に激しさ。いろんな監督を経験しているので、そういった引き出しを出しながら、順応していきたいと思います」

 そのように記者会見で言っていた鈴木は、「リーグもACLも獲ったことがないので、今季、絶好のチャンスだと考えています」と頂点からの逆算を早くも始めているようだった。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

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