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【浦和】大槻毅監督が指摘した課題。期待の17歳GK鈴木彩艶を例に挙げて

町田戦で指揮を執る浦和の大槻毅監督。(C)URAWA REDS

武藤雄樹が入れたスイッチと「背後へのチャレンジ」。

[練習試合] 浦和 1-2 町田/2020年6月13日/埼玉スタジアム
※30分×4本

 浦和レッズが6月13日、FC町田ゼルビアと30分×4本の練習試合を行い、トータルスコアは1-2で敗れた。

 オーストラリア代表DFトーマス・デンが実戦デビューを果たし、センターバックとして2、3本目に出場。さらに4本目では、武田英寿のクロスに武藤雄樹が豪快な左足のジャンピングボレーで合わせゴールを決めた。浦和ユースに所属する2種登録のGK鈴木彩艶も30分間プレーした。

 大槻監督は試合後のオンラインによる記者会見で、「チャレンジ」について次のように語った。

「チャレンジのところで言いますと、4本目でゴールキーパーの(鈴木)彩艶がプレーしました。彩艶はもっと背後への働き掛けで、チャレンジやアイデアを持っている選手です。そのところで、本人には『見たかったな』と言いました。今、彩艶の名前を挙げましたけど、全体として背後への働き掛けが、ちょっと運動量を含めて少なかったです。武藤がそのスイッチを入れてくれたのは有難かったですが、全体としてそういった動き出しや背後への働き掛けはもう少し全体でやっていきたいと思いました」

 そのように相手の背後を突く意識、あるいは攻略することを意図したプレーが物足りず、そこを課題に挙げていた。

 また、今回は7月4日に再開される試合に向けた、重要なシミュレーションにもなった。少しずつ“本番”へ気持ちも高めていく。

「クラブも今回は公式戦に向けていろんなシミュレーションをして、ゾーニングや導線を確認する場を作ってくれました。選手のウォーミングアップ、給水の仕方、スタジアムの入り方、そういった部分のプロトコルを作ってもらい、それを確かめる場という意味合いも強くありました」

 そして本番の雰囲気も、ある程度想定することもできた。

「ピッチ上で言うと、今回は練習試合。これが公式戦でも、練習試合のような雰囲気になるのかなと、前々から思っていました。お客さんがいないところでやるのは、本番の試合では難しい雰囲気になると思います。そういった意味でも、今日埼スタでやれたのは大きかったと思っています」

 J1リーグ再開は7月4日。再開後の日程は、ルヴァンカップを含め6月15日に発表される。

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[協力:浦和レッズ]
[文:サカノワ編集グループ]

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