鹿島加入内定の上田綺世、法政大HPに600字の熱き決意「感謝と野望を胸に」
鹿島への再来年の加入が内定した、法政大の上田綺世。昨年はアジア大会に出場して準優勝。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「感謝をプレーで恩返しできるように、また精進していきたい」
法政大学のFW上田綺世(うえだ・あやせ/現在2年)が2021年度、鹿島アントラーズに加入することが内定がした。2月12日に同校とクラブが発表した。
上田は1998年8月28日生まれの20歳。鹿島学園高校出身。182センチ、76キロ。同日、法政大学サッカー部の公式ホームページに次のようにコメントを発表した。600字以上にわたり感謝とこれからの決意を熱くしたためている。
「この度、鹿島アントラーズに入団することが決まりました上田綺世です。この日が来ること、この日を迎えるためにこれまでひたむきにサッカーに打ち込んできました。
順調だったとは言えません。順調だったことなんて一つもありません。一歩ずつ一歩ずつしっかりと地道に進んできました。
それは僕の力だけではありません。親戚の方、教わった指導者、友達、ライバル。その他にも沢山の人に支えられて僕はここまで来れました。本当に感謝しています。ありがとうございました。
そしてその感謝と野望を胸にこれからの道を突き進んでいきたいと思います。
おそらくまた順調なことは一つもありません。でもそれを乗り越えられる力はつけたつもりです。
調子のいい時も苦しい時もあると思いますが、応援よろしくお願いします。
そして、父と母には伝えきれないほどの想いがあります。僕がサッカーできている、夢を追い続けられたのは何よりも父と母の支えと応援があったからです。
雨の日も風の日も会場に足を運んでは声援を送り、応援してくれました。本当にありがとう。
プロサッカー選手になって活躍したいという夢は、父と母にプロである自分がスタジアムで活躍してる姿を見せたいという想いでした。まだ叶っていません。
これから必ず叶えていきます。これからは親として、ファンとして応援よろしくお願いします。
ここがスタートラインです。今までの感謝をプレーで恩返しできるようまた精進していきたいと思います。応援よろしくお願いします」
上田はあらゆる態勢からゴールを陥れる抜群の得点感覚を武器に、関東リーグでは2年間で23ゴールを記録。昨年は森保一監督の率いる東京五輪世代のU-21日本代表(現・U-22代表)に選出され、アジア大会にも出場した。
文:サカノワ編集グループ