香川が次節ダービーで先発の可能性高まる。移籍後最長28分プレー、決勝点演出!
香川真司。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
数的優位の相手にサイドチェンジで起点に。味方に指示を出すシーンも。
[シュペル・リグ 22節] マラティヤスポル 1-2 ベジクタシュ/2019年2月15日/マラティヤ・アリーナ
ベジクタシュJKがイェニ・マラティヤスポルに2-1で競り勝ち、3連勝を収めて3位をキープした。ベジクタシュの香川真司は途中出場から移籍後最長の28分間プレーし、70分、サイドチェンジで起点になりアデム・リャイッチの決勝点を演出した。
香川は1-0の62分に最初の交代カードで加入から3試合連続で途中出場すると、トップ下に入ってプレー。直後にカウンターから1-1に追い付かれたものの、70分、右サイドからパスを受けた香川が相手選手を引き出して左に展開。そのクロスをリャイッチが合わせて、これが決勝点になった。さらに試合終了間際には、右クロスにダイビングヘッドによる決定機も作り出した。
香川は味方に指示を出すなどコミュニケーションを取りながら、チームの中心となるプレーを幾度となく見せた。
次節は14位フェネルバフチェJKとのイスタンブールダービー(他に長友佑都の所属するガラタサライSK戦など、他にもイスタンブールダービーがある)をホームで迎える。
決勝点を奪ったセルビア代表のリャイッチが歓喜を爆発させてCKのフラッグを蹴り壊してイエローカードを受け、そのダービーは累積警告で出場停止になってしまった。リャイッチの主戦場はトップ下。香川にとってはむしろチャンスで、逆転優勝&ACL出場権獲得に向けて負けられないホームでの大一番、先発の可能性も出てきた。試合を重ねるごとにパフォーマンスを高め、連係も高めており、背番号23″Shinji KAGAWA”の起用法が再び話題を集める1週間となりそうだ。
文:サカノワ編集グループ