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ボランチ起用の長谷部「違和感あった」。アーセナル、チェルシーとの対戦望む

フランクフルトの長谷部誠。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOUHARA

約5か月ぶりの起用に応えてシャフタールに4発快勝、ヨーロッパリーグ16強進出。

[EL ラウンド32第2戦]  フランクフルト 4-1 シャフタール・ドネツク /2019年2月21日/コメルツバンク・アレーナ
※2試合トータル6-3でフランクフルトがベスト16進出。

 アイントラハト・フランクフルトの長谷部誠がシャフタール・ドネツク戦で、約半年ぶりとなるボランチ(ディフェンシブミッドフィルダー)起用に応えて奮闘した。チームに4-1の勝利をもたらし、ヨーロッパリーグのベスト16へと導いた。

 中盤の相次ぐ負傷離脱に伴い、35歳の長谷部に久々の役回りが訪れた。3-4-1-2のボランチの一角で先発。守備的MFでの起用は、昨年9月26日のリーグ5節ボルシア・メンヒェングラートバッハ戦(●1-3)以来、ほぼ5か月ぶりだった。

 23分のルカ・ヨヴィッチのゴールを皮切りに、一時は1点差に詰め寄られたながらも、終わってみれば4ゴールを奪っての快勝。チームは現行のヨーロッパリーグになってからは、2013-14シーズンのラウンド32を上回り、初のベスト16進出を決めた。

 長谷部は試合後、次のように公式ホームページでコメントしている。

「この結果はできすぎです。シャフタールは力があり、こちらも連戦が続いていた影響もあり、後半は苦しみました。私は最近していなかったポジションでプレーしました。最初は違和感がありましたが、後半のほうがよりよくプレーできました。豊富な経験を持っている強みを示すことができました」

 2試合トータルスコア6-3で勝ち抜け、ベスト16では「アーセナルかチェルシーとぜひ対戦したいです」と、プレミアムリーグの強豪との対戦を希望していた。

「5試合連続で引き分けていただけに、この勝利は本当に意味あるものになりました」

 ブンデスリーガでは現在4試合連続で引き分け、このシャフタールとの初戦も引き分けていた。それだけに、この大切な試合で勝利を収められたことに、長谷部は胸を撫でおろした。

 今週末の24日、日本代表の原口元気が在籍するハノーファー96とアウェーで対戦する。国内リーグの上位進出に向けて負けられない一戦になる。

文:サカノワ編集グループ