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C大阪ゴール裏へ山口蛍があいさつ。サポーターの反応は!?

神戸の山口蛍。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

神戸加入、いきなりの古巣との対戦は0-1で敗れる。その試合後…。

[J1 1節] C大阪 1-0 神戸/2019年2月22日/ヤンマースタジアム

 Jリーグの2019シーズン開幕を告げる「フライデーナイトJリーグ」J1・1節、ヴィッセル神戸はセレッソ大阪に0-1の黒星を喫した。

 ダビド・ビジャ、西大伍、初瀬亮とともに新戦力としてスタメンに名を連ねたのが、山口蛍だった。昨季までセレッソ大阪に在籍した「6番」が、神戸の「5番」のユニフォームを着て、ヤンマースタジアムのピッチに登場。試合中はボールに触れるたびに、スタンドから大きなブーイングが起きた。

 試合後、人いきれがきれて落ち着いたあと、彼は古巣のC大阪サポーターがいるゴール裏へ向かった。黒のベンチコーチを着た山口はゴール裏の手前で立ち止まり、じっとサポーター席を見つめたあと、深く頭を下げた。

 サポーターからは大きな「蛍コール」とともに拍手が送られた。一方、やはりブーイングも飛んでいた。

 また、C大阪の藤田直之と都倉賢も、試合後、揃ってゴール裏の神戸サポーターのもとへあいさつ。今季神戸からC大阪に移籍した藤田は、次のようにサポーターに呼び掛け、感謝した。

「お別れのあいさつができず、この場を借りてさせてください。神戸で経験を積み、成長させてもらいました。神戸に形として残すことはあまりできず、今日も試合に勝ったけれど出場できず悔しい想いをしました。試合に出て活躍する姿を見せることが、皆さんへの恩返しになると思っています。もっと高い順位で神戸と対戦したいと思います。3年間、本当にありがとうございました」

 選手のみならずサポーターにとっても、さまざまな想いが交錯した一戦。まずC大阪が勝負どころを見逃さず手堅く勝利を収めた。3月2日の2節、C大阪はアウェーで名古屋グランパスと、神戸はホームでサガン鳥栖と対戦する。

文:サカノワ編集グループ

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