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「システムは?」現地メディアの質問にコロンビア代表ケイロス監督が答える

日本代表戦前日の記者会見を行ったコロンビア代表のカルロス・ケイロス監督。(C)SAKANOWA

就任後の初陣を日本で迎える。 「まだチューニングの段階」だが、必勝を期す。

[キリンチャレンジカップ] 日本 – コロンビア/2019年3月22日19:20/日産スタジアム

 日本代表戦に向けてコロンビア代表のカルロス・ケイロス監督が3月21日、試合前日の公式記者会見を行った。指揮官にとって就任最初の試合。「準備の時間はほとんどなかった」と言う一方、「選手たちに『フレンドリーマッチ(親善試合)』は存在しないと言っている。国を代表するユニフォームを着ている以上、プライドを懸けて戦うべきだと伝えている。大事な一戦だ」と必勝を期した。

 2019年2月に就任が決定したばかり。今回が最初の合宿であり、最初の試合になる。指揮官は次のように現状を説明した。

「正直、現在の段階では何もできていません。毎日いろいろ話を聞いて、私が勉強をしている段階です。余分なところをカットしたり、近道を探ったりしています。まだゼロベースだとも言えます。先の目的もあるので、オーケストラで例えると、チューニングをしている段階です。コパ・アメリカという目標に向かっていく、スタートだと思っています」

 イラン代表を率いた経験もあるだけに、日本を過小評価してはいけないとも強調する。

「『フレンドリーマッチ』(親善試合)は存在しません。選手にもそのように言っています。なぜならば、代表のユニフォームを着ていれば、プライドを懸けて戦うものです。日本の力も、試合の位置付けも甘く見てはいけない」

 また、コロンビアの現地メディアからのズバリ「どのようなシステムで戦うつもりか?」という質問には次のように答えた。

「役割や規律があってチームはなりたつので、そのためにもシステムは大切だと思います。ただ、どのようなシステムで行くか、という話をするならば、二回記者会見を行う必要が出てくるでしょう。日本とコロンビアのメディア向けにですね。ただ、まだ選手たちにも伝えていません。練習するなかで感づいている選手もいるでしょう。でも選手に正式には伝えていないので、ここでは言えません。すいません」

 果たして、どのような布陣になるのか。対日本というよりも、カルロス・ケイロス監督がまず見ていたい陣容になりそうである。

「コンニチワ」で切り出して、最後は「サヨウナラ」と日本語であいさつをして締め括った。

文:サカノワ編集グループ

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