鈴木武蔵が語る香川真司とのファーストコンタクト
日本代表に初選出された鈴木武蔵。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
コロンビア戦、揃って先発抜擢も!?
[キリンチャレンジカップ] 日本 – コロンビア/2019年3月22日19:20/日産スタジアム
今回のキリンチャレンジカップ3月シリーズで日本代表に初選出されたFW鈴木武蔵(北海道)が、3月22日のコロンビア戦に向けて抱負を語った。
「(森保監督から)特長である背後へ抜けるところ、クロスに向かうところは思い切って特長を出してほしいと言われました。起点になるところやペナルティエリア内の幅で動いてゴールを狙えるポジション取りをするところ。少し我慢してでもゴールへ向かうように。そういったところを出していきたいです」
ゴールを常に意識したポジションどり。鈴木は指揮官からそこを意識づけされたという。
そのなかで、香川真司ともプレーする機会があったという。今回初めて一緒にピッチに立った香川の”ファーストインプレッション”について、鈴木は次のように語った。
「技術が高くて、頭もいいし、守備のことをすごく考えている印象でした」
そのように前線からプレスの掛け方――守備面で学ぶこともあったそうだ。
また、サンフレッチェ広島時代の森保一監督の“恩師”でもあるのが札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督(愛称、ミシャ)である。森保監督とペトロヴィッチ監督の共通点については、「ポゼッションのところを大事にして、ボールを奪ったあと、前へつけるスタイルは似ています」と語った。
果たしてコロンビア戦でデビューなるか。もしかすると、鈴木の先発抜擢もあり得そうだ。
今回背番号13を背負う鈴木は、次のように2試合に向けて抱負を語った。
「まずはFWなのでゴールを奪うということ。まだ日が浅いので、話し合って、コンビネーションや連係面を向上させていければと思います。一番(目指していところ)はゴールを奪うところです」
コロンビア相手にデビュー戦ゴールなるか。今、充実の時を迎える鈴木が、その期待に応えてくれそうな雰囲気を漂わせていた。
取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI