日本代表を経験し凄み増す畠中槙之輔。マリノス3戦連続完封なるか
横浜FMの畠中槙之介。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
ジョー&ガブリエル・シャビエルが攻撃を牽引する名古屋と13日に対戦。
[J1 7節] 横浜FM – 名古屋/2019年4月13日/日産スタジアム
キリンチャレンジカップ3月シリーズで日本代表デビューを果たした横浜F・マリノスのDF畠中槙之介が、13日のJ1・7節の名古屋グランパス戦で3試合連続完封を目指す。
横浜FMは開幕からリーグ4試合連続で失点を喫した。しかし国際Aマッチによる中断期間明けは、3月29日の5節・サガン鳥栖戦は0-0、そして4月5日の浦和レッズ戦は3-0と完勝を収め、2試合連続で無失点に抑えている。いずれもタイプが異なる相手を、畠中は周囲としっかり協力し合うことで封じてきた。
とりわけ浦和戦は、真っ向勝負を挑んできた相手を、チームとして狙い通りに崩し切り、加えて封じ込めたことで自信を深めた。畠中は試合後、次のように語っていた。
「楽しかったです。アウェーの大きな声援のなか、自分たちのサッカーを出せたのは収穫でした。完封できたことは自信になります」
この2試合、GKが飯倉大樹から朴一圭に代わった。ただ、戦術が明確であるからこそ、誰が出場しても対応できると畠中は強調していた。
「誰が入っても同じサッカーをする戦術ができています。そこが今は上手くできているので、誰とプレーしても変わりません」
今季東京ヴェルディから加入した23歳のセンターバックは、開幕から6試合連続フル出場を続ける。それは最終ラインでコンビを組む24歳のブラジル人DFチアゴ・マルチンスも同様である。二人の連動性や呼吸も、試合を重ねるごとに深まっている。
「(DFリーダー的なのは?)どちらが、というわけではありません。状況に応じて、お互いが喋って、コントロールしています。それがけっこういい感じでできています。(会話は)簡単ですけれど基本的に英単語ですね」
キリンチャレンジカップのボリビア代表戦で国際Aマッチデビューを果たした。「これからは日本代表に行った選手として見られる」と自覚し、その責任を力に変えて、結果を残す。
元ブラジル代表FWジョー、テクニシャンのガブリエル・シャビエルのいる名古屋グランパス戦。今季J2からJ1にステージを上げ、一気に日本代表デビューも果たした。瞬く間の4か月。畠中が自身の成長度合いを知るうえで、試金石の一戦になりそうだ。
文:サカノワ編集グループ