2年連続5万人空振り。イニエスタ欠場の理由を神戸の吉田監督が明かす
神戸のイニエスタは再び欠場に…。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「全然大きな問題ではない、その程度のケガです」
[J1 8節] 浦和 1-0 神戸/2019年4月20日/埼玉スタジアム2〇〇2
浦和レッズ対ヴィッセル神戸の一戦、今季Jリーグ最多となる5万4599人が来場した。そのお目当ての一人だったアンドレス・イニエスタだが、今季リーグ戦初の欠場となった。さらに期待の新戦力ダビド・ビジャもメンバー外となった。
試合のほうは、それでも神戸がウェリントン、ルーカス・ポドルスキ、セルジ・サンペール、ダンクレー、キム・スンギュと外国籍選手の出場可能枠「5人」をフル活用。PKで1点リードを許す展開のなか、押し込む時間帯もあり、決定機も作り出したが……。ゴールを奪うことはできなかった。
フアン・マヌエル・リージョ前監督の突然の契約解除を受けて、吉田孝行監督が、この試合から再び指揮を執ることに。指揮官は試合後の記者会見で、欠場したイニエスタの状態について質問を受けると、次のように答えた。
「ここにいない選手のケガのことについては言いたくはありませんが……。ただ、全然大きな問題ではない、その程度のケガということです」
そのように一言触れ、ケガのため調整が間に合わず、欠場したことを明かした。昨年に続いて埼スタを埋めた5万人以上が空振りに……。万全を期して、ルヴァンカップを挟んで迎える4月28日のホームでの9節・川崎フロンターレ戦に備えた形か。
チームはこれでリーグ3連敗。再び上昇気流に乗るためには司令塔イニエスタの復活が不可欠か――。
文:サカノワ編集グループ