守田英正が静かに語った王者川崎のプライド「ACLで勝てなければ意味がない」

上海上港のエウケソンと競り合う川崎の守田英正。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

球際で強さを発揮しアシストも記録。しかし「90分通してボールの失い方が悪かった」。

[ACL GS5節] 川崎 2-2 上海上港/2019年5月7日/等々力陸上競技場

 川崎フロンターレのMF守田英正はアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグルーステージ(GS)5節の上海上港戦、ボランチとして先発し84分までプレー。中盤の攻防では相手のタレント軍団と互角以上に渡り合いボールを奪って起点となり、クロスから一時は2-1に逆転する谷口彰悟のヘディング弾もアシストした。しかし――その後、1失点を喫して、2-2のドロー。決勝トーナメント進出への望みは残したが、厳しい状況に追い込まれた。

 ケガから復帰したあと、5月3日のベガルタ仙台戦(〇3-1)から中3日での連戦での出場。タフさが売りの守田はバイタリティ溢れるプレーを立ち上がりから見せた一方、判断が一瞬遅れて襲い掛かる相手にボールを奪われる場面も散見された。

「得点を取ってからの守備、ボールの失い方が90分通じて悪かったです。それだけに、この結果も必然だったかもしれません」

 守田のみならずチームとして、ボールの失い方が悪かった。しかも齋藤学のボール逸、大島僚太のミスパスと、いずれも失点につなげられた。現在中国リーグ2位につけるACL常連の強豪は、やはり抜け目がなかった。

 加入2年目の守田自身も、チームがなかなか突破できずにいるACLグルーステージの先――決勝トーナメントのステージに立つことを大切な目標に掲げてきた。

「日本でチャンピオンのタイトルを獲得できても、ACLで勝てなければ意味がないと、それぐらいのプライドを持って戦っています。それだけに結果がついてこなかったのはすごく残念です」

 5月21日のGS6節、アウェーでのシドニーFC戦5月21日は、川崎が勝利を収め、そのうえで上海上港が引き分け以下であることが、決勝トーナメント進出の条件になる。この舞台での勝利に飢えている――守田にとっても、是が非でも負けられない一戦になる。

文:サカノワ編集グループ

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