【FC東京】久保建英の勝負強さに太田宏介もゾッコン。「惜しいではなくゴールを決めたタケに感謝」
FC東京の久保建英。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
明日の札幌戦で2試合連続ゴールなるか。
[J1 12節] FC東京 – 札幌/2019年5月18日/味の素スタジアム
久保建英のリーグ戦2試合連続ゴールなるか――。5月12日のJ1・11節のジュビロ磐田戦では、84分に太田宏介のコーナーキックからの流れから、FC東京の15番が颯爽と駆け込んで技ありの左ボレーを突き刺した。
その試合後、太田は「『惜しい』ではなく、しっかりゴールを決めた建英に感謝です」と、久保のことを絶賛していた。
「こういう試合でタケ(久保建英)が決めてくれることは、チームにとってもかなりプラスになります。良かったです」
それまでも2本のコーナーキックから決定機を作っていたが、「まあ、でも惜しいだけではなくて、しっかり決めてくれた建英に感謝です」と、チャンスメイクにとどまらず、しかも試合終盤の勝負どころでゴールを決め切った17歳のレフティに脱帽した。
しかも、2017年から4試合連続で無失点が続いていた、FC東京にとって”天敵”だったカミンスキーから奪ってみせたのだ。それはFC東京として、一つの”山”を越えたと言えた。
「味スタのカミンスキーは、いつも神がかっていた。まさにJリーグトップのキーパー。やっとですね。あのカミンスキーからゴールを奪えたことは、チームとしても良かったと思います」
今週末は北海道コンサドーレ札幌と対戦する。再び3バックとの対戦になるが、苦手意識はない。むしろ、今は自信を持って臨めるという。
「ここ数試合やってきましたが、3バックのマークのズレの部分を、前の選手から追って上手くスライドすることで、やることもハッキリしています。そんなに苦手意識はありません。札幌もしっかり叩きたいと思います」
太田はそのように言って頷いた。
気付けば、リーグ3試合連続フル出場。このままポジションを掴めるか。
位置的には対角になるが、太田と久保のレフティコンビによる崩しのコラボレートも注目点の一つだ。セットプレーを含め、巧みにゴールへ向かっていく二人は、相手チームに相当な脅威を与えるに違いない。
文:サカノワ編集グループ