イニエスタの姿が横浜に!しかしピッチに立たなかった理由は?
神戸のアンドレス・イニエスタ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
キャプテンとしてチームに帯同。吉田孝行監督が明かす。
[J1 12節] 横浜FM 4-1 神戸/2019年5月18日/日産スタジアム
ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが5月18日の12節・横浜F・マリノス戦、2試合ぶり今季3度目のメンバー外となった。アウェーゲーム3試合連続でのベンチ外に。
ただ今回、イニエスタはメンバーとともに日産スタジアムに来場。スタンドから横浜FM戦を観戦した。
吉田孝行監督の再登板後、コンスタントに出場できずにいる。果たして、現在どのような状況なのか――。
吉田監督は試合後の記者会見で、次のようにイニエスタのコンディションについて語った。
「イニエスタ本人とも話をしました。まだ、全然100パーセントと言える状態ではなく、チームにも合流できていない状況です」
そのように、ケガに関する具体的な説明はなかったが、トップチームの全体練習に参加できていない状態であることが明かされた。
司令塔であるイニエスタの不在は、やはりチームにとってマイナス要因である。山口蛍は「イニエスタがいるか、いないかで、相手の出方も変わってきます。この(不在の)状況下で、もちろんいろいろなトライはしているけれど難しいところはあります」と語っていた。
チームはリーグ7連敗、ルヴァンカップを含めると公式戦8連敗……。15位に順位を下げ、しかも勝点10はJ2降格圏の17位サガン鳥栖と並んだ。
一番もどかしいのはイニエスタ自身だろう。
12節を終えて9試合(742分)出場、得点はないものの3アシストを記録。やはり、今こそ、神戸の背番号8の力が必要とされているのは間違いない。イニエスタが再び、そして一段と輝きを放つ時が待たれる。
文:サカノワ編集グループ