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何料理にする?U-20日本代表が多数決。僅差で勝ったのは…

日韓戦の行われるルブリン郊外で練習するU-20日本代表の選手たち。写真:松尾祐希/(C)Yuki MATSUO

2日間のリフレッシュ期間を経て、いざ日韓戦へ。

 ポーランドU-20ワールドカップ(W杯)に参戦しているU-20日本代表は5月31日に約7時間を掛けて、決勝トーナメント1回戦を戦う会場のルブリンへバスで移動した。翌6月1日夕方にルブリン郊外でトレーニングを実施。体調不良の三國ケネディエブス(福岡)は参加せず、宮代大聖(川崎フロンターレ)、藤本寛也(東京ヴェルディ)、鈴木冬一が別メニューで調整し、15人がピッチで体を動かした。

 シュート練習やミニゲームに励んだ選手たちの表情は明るく、ワンプレーごとに「ナイスキック!」、「ナイスシュート!」など大きな声が響き渡った。

 中2日での3連戦をこなしたあと、2日間を使ってリフレッシュできたのは大きかった。とりわけ30日には、今大会中初の外食をチーム全員で行なったそうだ。

 何を食べるかは多数決を取り、僅差で中華料理がポーランド料理を上回り、皆で舌鼓を打ったという。その場では翌日に離脱することが発表された斉藤光毅(横浜FC)と田川亨介(FC東京)からもエールが贈られたそうだ。そのメッセージを受け、齊藤未月(湘南ベルマーレ)も彼らからバトンを受け取ったと話す。

「チームにとって、彼らが欠けるのはもちろんダメージ。ただ、みんなが二人の気持ちを汲んで、良い方向に持っていければと思います」

 過去の同大会(名称は05年までワールドユース、07年からU-20W杯)での日本の最高成績は1999年ナイジェリア大会での準優勝。03年にベスト8、05年と07年にベスト16に進出。その後、4大会連続で本大会への出場権を逃して、前回17年にベスト16入り。レギュレーションの変更(3位でも16強入りできる)もあるが、日本は2大会連続での決勝トーナメント進出を果たした。

 現在A代表の堂安律(FCフローニンゲン)や冨安健洋(シントトロイデン)が戦った17年大会を上回り、東京五輪代表、そしてフル代表入りにもつなげたい。

取材・文:松尾祐希(フリーライター)

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