ドイツメディアが特集。なぜ日本とカタールが南米選手権に招待されているの?
日本代表。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
表向きは「10チームより12チームのほうが組み分けしやすい」だけれど…。
[コパ・アメリカ GS①] 日本 – チリ/2019年6月18日(日本時間)/シーセロ・ポンペウ・デ・トレド
なぜ、日本とカタールがコパ・アメリカ(南米選手権)に参加しているのか? そんな特集がドイツで最大部数を誇る『ビルド』電子版で組まれた。
南米選手権のさまざまなイロハをレポートする記事の中で、タイトルにも使われたのが「なぜ、日本とカタールが参加しているのか?」だった。
それについて、同紙は次のように解説している。
「オフィシャルの理由は、『予選突破した10チームではグループステージを組むことが難しく、12チームにすれば3組に均等に分けて公正に戦えるから』ということです」
「もしもカタールが優勝すれば、アジア王者に続く史上初の2大陸制覇となります」
そのうえで、「非公式」の理由について、アルゼンチン人記者のコメントを紹介している。
「もちろん、放映権をはじめ『お金』が背景にあります。むしろ、それなしにこの招待を理解することはできないでしょう。考えられませんよね、カナダがヨーロッパ選手権に臨むようなものですから」
そのように、参加国の中でも”大人の事情”について、いろいろな想いを抱いていることを思わせるコメントが掲載されている。「カナダ」を例に挙げているのが意味深だ。
多くのブンデスリーガーが登場しており、ドイツでも非常に注目度の高い大会だ。ただ、なぜ(ヨーロッパではなく)アジアから招待国が選ばれているのか――にも興味があるようだ。
コパ・アメリカに臨む日本代表メンバーとグループステージの日程は次の通り。
▽▽日本代表メンバー
GK
1 川島永嗣 (RCストラスブール/フランス)
12 小島亨介(大分トリニータ)※
23 大迫敬介(サンフレッチェ広島)
DF
5 植田直通(セルクル・ブルージュKSV/ベルギー)
4 板倉 滉(FCフローニンゲン/オランダ)※
19 岩田智輝(大分トリニータ)※
22 立田 悠(清水エスパルス)※
14 原 輝綺(サガン鳥栖)※
2 杉岡大暉(湘南ベルマーレ)※
15 菅 大輝(北海道コンサドーレ札幌)※
16 冨安健洋(シントトロイデンVV/ベルギー)
MF
7 柴崎 岳(ヘタフェCF/スペイン)
10 中島翔哉 (アルドゥハイルSC/カタール)
3 中山雄太(PECズヴォレ/オランダ)
11 三好康児(横浜F・マリノス)※
8 伊藤達哉(ハンブルガーSV/ドイツ)
17 松本泰志(サンフレッチェ広島)※
6 渡辺皓太(東京ヴェルディ)※
20 安部裕葵(鹿島アントラーズ)※
21 久保建英 (FC東京)
FW
18 岡崎慎司 (レスター・シティー/イングランド)
9 前田大然(松本山雅FC)※
13 上田綺世(法政大)※
※は日本代表初選出
▽グループステージ ※日本時間
vs チリ代表
6月18日(火)
8:00キックオフ
vs ウルグアイ代表
6月21日(金)
8:00キックオフ
vs エクアドル代表
6月25日(火)
8:00キックオフ