【浦和】ACL逆転8強へ帯同メンバー「20人」が意味すること

ACL蔚山現代との第1戦に臨んだ浦和のスターティングメンバー。入れ替わりはあるのか?写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

通常より多めの構成。覚悟を受け止めるようにウォームアップから大槻監督はじっと選手たちを見守っていた。

[ACL 決勝T①-2nd] 蔚山現代 – 浦和/2019年6月26日20:00/蔚山文殊サッカースタジアム

 アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)、浦和レッズ対蔚山現代のセカンドレグが今日6月26日、蔚山文殊サッカースタジアムで行われる。

 ホームでの第1戦を1-2で落としている浦和がベスト8に勝ち進むには、2点以上を取っての勝利が必須。または、2-1で勝利を収め、延長戦、PK戦まで持ち込むか。なお準々決勝のカードは再抽選で決まる。

 今回の浦和の帯同メンバーは20人。興梠慎三、杉本健勇、アンドリュー・ナバウト、ファブリシオ、汰木康也、武藤雄樹、宇賀神友弥、山中亮輔、橋岡大樹、森脇良太、長澤和輝、青木拓矢、エヴェルトン、柴戸海、鈴木大輔、槙野智章、岩波拓也、マウリシオ、西川周作、福島春樹。。つまり、そのなかから試合当日は、2人がベンチからも外れることになる。ちなみに、ACLの外国人選手登録の規定により、大槻監督からの評価が高いマルティノスは、前体制時の提出したリストからも外れている(ベスト8に進むと、登録リストが再提出される)。

 通常であれば遠征は、先発11人と控え7人の計18人、万が一に備えて1人プラスの計19人で臨むことが多い。

 今回さらに1人多いことは何を物語っているのか。

 まず、橋岡大樹らケガなどから久々に合流した選手たちのコンディションを、大槻毅監督が直前まで見極めたいという意向が感じられる。同時にそれは、ギリギリまで競わせる、という意味でもある。

 若い選手、30代の選手、浦和をけん引してきた選手、新たに加わった即戦力の選手たち、2017年にACL制覇へ導いた選手、初めてACLの決勝トーナメントを戦う選手……。チームとしても過渡期を迎えるなか、あらゆる状況を想定し、指揮官が最後に決断を下す。浦和がこの一戦に懸けていることが伝わってくる。

 もちろん、メンバーを若干多めに構成した遠征が、これからスタンダードになっていく可能性もある。クラブとしては決して特別なことではないかもしれない。

 ただ、20人の選手は誰もがこの特別な一戦に出るため、この韓国の決戦の地に来ている。その選手たちの覚悟をしっかり受け止めるように、スタジアムで行われた前日練習、ウォームアップの段階から、全員の動きに目を配る大槻監督の姿があった。いい緊張感が漂っていた。

 どのような11人と7人で蔚山現代に臨むのか。また外れる2人は誰なのか。そこもまた一つの注目点となる。目指すのは、ただ一つ、ベスト8に勝ち進むことだ。キックオフは20時。アウェーの地から歓喜を届けたい。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

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