【浦和】2ゴールの杉本健勇、田中達也の超高速クロスに「まさかワンタッチで上げてくるとは」
試合後にオンラインの取材に応じた浦和の杉本健勇。協力:横浜FC
「若手選手もいるなか、上手くいかなくてもしっかりサポートしたいと思っていました」。サポーターの後押しにも感謝。
[ルヴァン杯 GS3節] 横浜FC 1-2 浦和/2021年4月21日19:03/ニッパツ三ツ沢球技場
ルヴァンカップ・グループステージ(GS)3節、浦和レッズのFW杉本健勇がヘディングで左右それぞれのクロスから2ゴールを決めて、GS初勝利をもたらした。
「(どのような気持ちでこの試合は臨んだ?)普段試合に出ていない若手の選手もいるなか、上手くいかなくてもしっかりサポートしたいと思っていました。前半20分ぐらいまでは思い通りいかず失点してしまい流れも良くなかったですが、最後に跳ね返せて後半にいい入りができました」
流れを引き寄せたのはそう語る浦和の「14番」のゴールだった。
前半終了間際に新人の福島竜弥の左サイドからのクロスをジャンプヘッドで、そして57分に田中達也の右サイドからの高速クロスを弾丸ヘッドで、しっかりとミートしてゴールネットを揺らした。その2ゴールで、貴重な勝点3をチームにもたらした。
杉本はそれぞれのゴールシーンを振り返る。
「1点目は竜弥からいいボールが来ました。練習では竜弥のクロスが前にひっかかることが多かったんですが、今日はすごくいいボールが来ました。初アシストだったと思うので、決められて良かったです。2点目も達也がすごくいいボールを出してくれました。まさかワンタッチで上げてくるとは思っていなかったですが、上手く合わせられました」
そして何より浦和サポーターの後押しが心強かったと感謝していた。
「ウォームアップの時から、すごくたくさんのサポーターがゴール裏にもメインスタンドにも来てくれて、ルヴァンカップもここで負ければ(プレーオフ進出が)なくなると思っていましたし、サポーターの方に楽しんでもらい、勝つところを見せたかったです。そのなかで、自分も点を決められて良かった。すごく心強かったです」
何より特長を引き出し合って生まれたという点でも意味があった。これで杉本も乗っていけるはず――。チームにとっても、自身にとっても、実り大きな2発と3ポイントになった。
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[文:サカノワ編集グループ]