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移籍は「全く考えていない」。鎌田大地がフランクフルト公式HPのインタビューに登場

ベルギーで経験を積んだ鎌田大地。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

プレシーズン3試合3得点。「ブンデスリーガのほうがはるかにレベルが高い」

 アイントラハト・フランクフルトの鎌田大地が7月16日、公式ホームページのインタビューに登場。昨季期限付き移籍したベルギーのシント=トロイデンで掴んだ自信、そして新シーズンに向けての抱負を語っている。

 欧州に渡って2シーズン目の昨季、シント=トロイデンでプレーし、リーグ戦24試合出場、12ゴールを記録した。目に見える「結果」を残せたことは、鎌田にとっても大きな自信につながった。

「昨季より一歩先に進めたと感じています。ベルギーに行ったことが成長につながりました。本当に気分が良く、ステップを踏めて満足しています。(経験を積み、ブンデスリーガで通用すると感じているか?)ベルギーで成長できたと思うし、自信が増しました。だからブンデスリーガでもやっていけるだけの力はあると信じています。ですが、まずはプレーしないといけません」

 フランクフルトは昨季ブンデスリーガ7位でヨーロッパリーグ出場権を辛うじて掴み、そのヨーロッパリーグでは周囲の予想を上回りベスト4まで勝ち進んだ。

 長谷部誠をはじめ実力派が揃うだけに、チーム内でのポジション争いはし烈を極める。前線はエースだったデヤン・ヨヴェリッチらが抜けたことで、ある意味、出場機会を得るチャンスでもある。一時はクラブから放出候補ともされていたが、最近のプレシーズンマッチは3試合3ゴールと結果を残す。フランクフルトのアディ・ヒュッター監督も「ダイチは大きく成長した」と評価するコメントをしている。

 鎌田はチームのレベルの高さを改めて実感しているという。

「(ベルギーよりも)もちろんブンデスリーガのほうががはるかにレベルが高いです。チームメイトのみんながハイレベルのため、特に攻撃の部分はブンデスリーガのほうがやりやすいかなと感じています。より正確なパスが来ますし、僕からのラストパスもより上手く処理してくれます。チーム内の連携もよりよく機能しています」

 そして、「自身の今後について」という質問に、鎌田は次のように答えた。

「僕はクラブを出ることはまったく考えていません。ここで最善を尽くしたいと思います。監督と話し合う予定などはありませんが、ここに残ると信じています」

 フランクフルトで勝負する――。水面下では新天地との交渉が進んでいるのでは? とも噂されていたが、今年日本代表デビューも果たした22歳の鎌田は、そのように強い意志を示している。

 チームはこのあと練習を重ね、早くも7月25日にはヨーロッパリーグ予選のアウェーゲームに臨む。

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[文:サカノワ編集グループ]

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