シュトゥットガルト遠藤航が初ゴール!ハンブルクとの大一番「すべてを出し切った」と監督も評価
シュトゥットガルトの遠藤航。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
デュエル勝利数は中断明け、3試合連続で最多を記録!!
[ブンデスリーガ2部 28節] シュトゥットガルト3-2 ハンブルク/2020年5月28日/メルセデス・ベンツ・アレーナ
ブンデスリーガ2部VfBシュトゥットガルトに所属する日本代表MF遠藤航がハンブルガーSV戦、0-2で迎えた47分に左サイドのフリーキックからヘディングでゴールを決め、ドイツ移籍後の初得点を記録した。この1点で息を吹き返したシュトゥットガルトは3-2で逆転勝利を収め、ハンブルクを抜いて自動昇格圏の2位に浮上した。
無観客ではあるが、ホームのシュトゥットガルトは前半のうちに2点先取される苦しい展開に。迎えた後半開始早々の47分、敵陣左サイドの深い位置でのFKから一歩競り勝った遠藤が頭で流し込んで、1点を返して反撃の狼煙を上げる。
ここからシュトゥットガルトは一段と攻撃を強める。すると60分にニコラス・ゴンザレス、そして土壇場の90分にゴンサロ・カストロが決めて、最大のライバル相手に痺れる大逆転勝利を収めた。
遠藤のデュエル勝利数「15」は、ハンブルクのジェレミー・ドゥツィアクとともに両チーム最多だった。遠藤は中断明け、3試合連続で同数値の両チーム最多を記録している。
シュトゥットガルトのペレグリーノ・マタラッツォ監督は試合後、次のように振り返った。
「私たちはとても慎重でした。ここ最近の2連敗が非常に重圧になっていましたね。ハーフタイム、しっかりボールを持ちながらプレッシャーを強め、中盤でしっかり試合を作るように戦術を変更しました。0-2になったあと失うものはなくなり、持っているすべてを出し切ろうと伝えました。幸運にもひっくり返すことができました。この勝利を喜んでいます」
シュトゥットガルトは14勝6分8敗(47得点・35失点)の勝点48で2位浮上。3位のハンブルクとは勝点2差に広げた。遠藤は今季リーグ16試合・1得点・1アシスト。2試合連続でゴールに絡んでいる。
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[文:サカノワ編集グループ]