【鹿島×鳥栖】金崎の「オフサイド無効ゴール」は妥当だった!?JFA審判部の説明は…

鳥栖の金崎夢生。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

松岡大起がボールに向かっているのを前提に。

[J1 20節] 鹿島 2-1 鳥栖/2019年7月20日/カシマサッカースタジアム

 鹿島アントラーズ対サガン鳥栖戦、鹿島の1点リードで迎えた23分、左サイドを打開した鳥栖の金崎夢生がカットインから右足を振り抜き、ファーサイドのゴールネットにシュートを突き刺した。ただ、そのシュート(クロス)に対し、オフサイドポジションにいた松岡大起が向かって空振り(スルー)をしていて、副審はオフサイドの旗を上げた。それでも金崎のシュートを間近で見ていた家本政明主審は副審と協議の末、GK曽ヶ端準のプレーを妨害していないとして、ゴールを「有効」だと判断した。

 DAZNの「Jリーグジャッジリプレイ」で、上川徹トップレフェリーグループシニアマネジャーは「ゴールを認めた判定は妥当だった」として、次のように解説した。

「松岡選手がオフサイドポジションにいたと仮定し、ボールの方向に向かっていて、足も振っています。明らかに『プレーをする』という行動を取っています。しかし、ボールに触っていないのだとすれば、今度はその動きが相手競技者のプレーを妨げていたかどうかを見ます。このケースだとGKの曽ヶ端選手。曽ヶ端選手の前に入っていれば、(オフサイドの)可能性はだいぶ高くなります」

 そのように松岡がプレーを試みたことを認めたうえで、説明を続けた。

「しかし、このケースだと曽ヶ端選手の視野外、どちからというと後方から来ていて曽ヶ端選手はそれに気付いていない感じです。気付いたときには、ボールが通過したあとだったと思われます。そうすると、オフサイドポジションにいた選手(松岡)の動きが、相手GKのセーブしようとするプレーを妨害していたようには見えないと思います」

 また、主審と副審が協議したうえでの判定だったことを評価した。

「副審はオフサイドポジションにいたことを見ていますが、選手にボールが当たっていたたかどうかについては分からない。一方、主審の位置からは、シュートに当たっていないのは見えた。加えてGKにインパクトを与えていないと判断しています。そのうえで主審は得点を認めました。難しいですが、よく判断したと思います」

 GKの視界を遮っていないことから、オフサイドは無効で、ゴールだと判定したことは妥当だったということだ。

 しかし番組に出ていた原博実Jリーグ副理事長は、「DFの選手への影響が出ているのではないか。その動きにつられる。それを関与していないと言っていいのだろうか」と指摘。ただ、そのGK以外の守備側のDFへの影響について、今回、上川氏からの説明はなかった。「GKの視界を遮っているかどうか」が一つ重要なポイントになることが、改めて強調された形だ。

関連記事:【松本×磐田】前田大然のオフサイド判定に、JFA審判部「得点を認めるべきケースだった」

[文:サカノワ編集グループ]

Ads

Ads