神戸GKキム・スンギュが蔚山現代に復帰「いまだに実感が湧きませんが…」。飯倉大樹の加入も決定!
神戸から蔚山現代への復帰が決まったGKキム・スンギュ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
3年半チームを支えたJリーグ屈指の守護神が故郷のクラブへ。
ヴィッセル神戸は7月26日、韓国代表GKキム・スンギュがKリーグの蔚山現代FCに完全移籍すると発表した。キム・スンギュの出身地であり、3年半ぶりの復帰となる。
キム・スンギュは1990年9月30日生まれ、28 歳。187センチ・84キロ。韓国の蔚山広域市出身。これまでのキャリアは、ヒョンデ高―蔚山現代(08年~15年)―ヴィッセル神戸(16年~)。
これまでの通算成績は、J1リーグ107試合0得点 、ルヴァンカップ8試合0得点、天皇杯6試合0得点。Kリーグ通算114試合出場0得点。韓国代表44試合0得点。2016年にフルタイム出場を達成。Jリーグの屈指の守護神として、3年半にわたり神戸を支えてきた。
キム・スンギュは次のようにコメントしている。
「この度、蔚山現代に移籍することになりました。このような形で、シーズン中にチームを去ることになり大変申し訳ないです。何よりもファン、サポーターの皆さんの前できちんと挨拶をできないままチームを去ることについて、大変心が重たいです。このように文字のみでしか挨拶できなかったことに理解していただければ幸いです。
3年半の間、皆さんの応援のおかげで力を出せましたし、良いパフォーマンスを出せました。 その応援に、成績で応えたかったですが、共に目標としたタイトルを獲得はできず、申 し訳ない気持ちでいっぱいです。いまだにチームを離れることに実感が湧きませんが、韓国に帰って、僕も新しい挑戦のために一生懸命戦います。
僕は韓国に帰っても、これからも神戸が目標に掲げたものを達成するために戦うファン、サポーターの皆さん、選手、スタッフを心から応援し続けます。
最後に改めて、3 年半の間、僕を応援してくださってありがとうございました!
絶対に忘れませんし、良い思い出として記憶に刻みます。ありがとうございました!」
今季は二度の監督交代を経て、そして守護神の退団……。一方、横浜F・マリノスのGK飯倉大樹の完全移籍での獲得もそのあと発表された。神戸にとって、このJリーグの中断期間明け、大切な勝負どころとなりそうだ。
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[文:サカノワ編集グループ]
Title:Vissel KOBE’s GK KIM Seung Gyu transfers to Ulsan Hyundai.