久保の縦パス起点に、アザールが「レアルで最高のゴール」
久保建英。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
トレーニングで鋭いターンから。『アス』が動画で伝える
[アウディ杯] レアル・マドリード – トッテナム/2019年7月30日(日本時間31日1時)/アリアンツ・アレーナ(ドイツ・ミュンヘン)
スペインのスポーツ紙『アス』が7月29日、レアル・マドリードのトレーニングの様子を動画で公開。そのなかで今季加入したベルギー代表FWエデン・アザールが「加入後、最高のゴールを決めた」とシュートを突き刺すシーンを公開した。その起点となる縦パスを放ったのは久保建英だった。
動画は約10秒間という短いもの。持ち上がった久保がミドルレンジから左足で斜めに鋭い縦パスを放つ。これをペナルティエリア内にいたダニエル・カルバハルが「クボ!クボ!」とボールを要求し、下がりながら左足でフリック。このパスを受けたアザールは反転しながらDFのナチョをかわして、左足のシュートを放ち、GKアンドリー・ルニンをかわしてゴール!
カルバルハのマークについていたブラジル代表マルセロもこのゴールに拍手を送って感嘆し、お手上げてといった様子だった。
久保―カルガハル―アザール。3人の鮮やかな連係からの見事な切り崩し。久保が光るパスセンスで、一つアピールに成功した。
レアル・マドリードはこのあと、現地時間7月30日と31日にドイツ・ミュンヘンのアリアンツ・アレーナで開催される「アウディカップ」に臨む。
初戦(準決勝)はまず昨季プレミアリーグ4位のトッテナム・ホットスパーFC(スペイン時間:同18時、日本時間:31日1時)と対戦。翌日にバイエルン・ミュンヘン、またはフェネルバフチェSKと戦う(勝った場合は決勝が31日20時30分/日本時間:1日3時30分)、負けた場合は3位決定戦が同日18時/日本時間:1日1時)と対戦する。
アメリカでの「インターナショナル・チャンピオンズ・カップ」では、「主力組」「サブ組」とほぼ分けての起用が続いた。
果たして、今回のこのゴールのように、久保と主力候補組とのコラボレーションは実現するか? そのあたりも注目点となる。