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本田圭佑の移籍先は?ドイツメディアが「VVVフェンロ復帰は…」

本田圭佑。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ピッチ外の話題が先行しているが――。

 オーストラリアAリーグのメルボルン・ビクトリーを昨季限りで退団した本田圭佑は、果たして2019-2020シーズン、どのチームでプレーすることになるのか? 来年開催される東京五輪での「オーバーエイジでの参戦」を目標に設定。Jリーグ復帰についてはこれまで否定的な考えを示しており、視野に入れているのであれば、欧州の5大リーグへの挑戦か――。

 しかしすでに各チームはチーム作りを進めており、ベルギーや東欧ではリーグが開幕を迎え、ヨーロッパカップ(EL)の予選もスタートしている。多くのリーグが8月末まで移籍マーケットを開いているが、そろそろ決断が迫られる時期であるのは間違いない。

 このオフは「ピッチ外」での話題が目立った。

 事実上の代表監督を務めるカンボジア代表が臨む、ワールドカップ2次予選の組み合わせが決定。バーレーン、イラン、イラク、そして香港と同じグループCに入った。また、最近では本田とアメリカの俳優ウィル・スミス氏が代表を務める投資ファンドが、イーロン・マスク氏の手掛けるスタートアップ企業2社に出資したことが話題を集めた。さらには「ユーチューブ」の公式チャンネルも開設したという。

 一方、「ピッチ内」では、本田が海外挑戦する際、名古屋グランパスから最初に移籍したオランダのVVVフェンロへの練習に参加。2008-2009シーズンに16得点13アシストと活躍して2部リーグ優勝を果たし、チームを1部復帰に導いた「英雄」として今なお語り継がれており、クラブハウスの壁に大きな肖像画も描かれるなか、以前お世話になったスタッフらと旧交を温め、チームのトレーニングにも加わった。

 一方、移籍先に関しては、まず6月初旬にセリエA復帰を果たしたブレシア・カルチョが獲得を検討していると噂された。しかし、その後は進展が見られず、他には具体的なチーム名が聞かれずにいる。

 メルボルン・ビクトリーでは、ボランチとして、キック力、強度の高いフィジカル、試合を読む力がより生きる新境地を開拓した。本田としては、マッチアップする相手のレベルもさらに高く”進化”をも図れる環境を求めているか。

 そんななかドイツ語のメディア『Mine WOCHE』が7月30日、VVVフェンロの新シーズンを展望する詳しいレポートを掲載。各ポジションを考察するなか、「ミッドフィルダー」の欄で、本田について言及している。

「移籍マーケットが開く9月2日の期限いっぱいまで、VVVフェンロは強化を図る方針だ」

「VVVで1週間ほど練習に加わりコンディションを整えた、スター選手である本田圭佑のコミットメント(責任、義務を負うことなど)は、現在のVVVには今のところ不可能である」

 VVVフェンロは昨季12位でオランダ1部リーグ残留を果たし、さらなる上位を目指している。カンボジア代表との兼ね合いもある本田が挑戦するには、そもそも環境的に厳しいということのようだ。

 本田が東京五輪のオーバーエイジ招集(23歳以上の3選手を呼べる)から、どのような逆算した挑戦の道を選ぶのか。そろそろ……動き出すか――。

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[サカノワ編集グループ]

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