レアル久保はザルツブルク戦不参加、カスティージャデビューか
久保建英。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
ロドリゴとともに。『マルカ』紙が伝える。
スペインの老舗スポーツ紙『マルカ』は8月6日、レアル・マドリードが7日(日本時間8日2時開始)にアウェーで臨むプレシーズンマッチのレッドブル・ザルツブルク戦に向けて、「久保建英とロドリゴが水曜日のカスティージャの試合でデビュー可能に。彼らがトップチームのリストから外れるプランも」というタイトルで、久保がザルツブルクへの遠征に不参加になる可能性を示唆した。
記事によると、18歳の久保とロドリゴはジネディーヌ・ジダン監督のオーストリア遠征のリストから外れ、ラウール・ゴンザレス監督率いるカスティージャでの7日の試合に臨むプランが浮上しているという。「ラウール監督はアルフレド・ディ・ステファノ・スタジアムで行われるADアルコルコン戦で、二人の豪華な”援軍”を得られるかもしれない」と伝えている。
ウルグアイ人のフェデリコ・バルベルデがスペイン国籍のパスポートをシーズン開幕までに取得できることが確実になり、外国籍選手のEU外の3枠の一つを久保とロドリゴが争うような形になっている。記事では、ロドリゴがその枠でプレーすることになりそうで、「久保の場合は、トップチームに居場所がなくなり、別チームを探ることもあり得る」と、レンタル移籍させる案についても改めて触れている。
また最後には「このブラジル人と日本人のタレントは、アメリカへのツアーとドイツ・ミュンヘンでのアウディカップで、どのようなプレーができるのかを具体的に示した。レアル・マドリードはあまり急ぐつもりはない」と強調。久保は基本的には当初予定していたとおり、トップチームとカスティージャの両輪の活動に参加し、強化と育成を図っていくことになりそうだ。
レアル・マドリード対レッドブル・ザルツブルク戦は8月7日(日本時間8日2:00)、レッドブル・アレーナで行われる。ザルツブルクには日本代表FWの南野拓実が所属しており、若き日本代表アタッカーの対決が期待されていたが、果たして――。
試合の模様は、レアル公式ホームページ内の「レアル・マドリードTV」で中継される。
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[文:サカノワ編集グループ]