本田圭佑にパルチザン入りの噂が浮上。一つ条件が――
本田圭佑。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
浅野拓磨とチームメイト? 可能性は低そうだが。
セルビアの首都ベオグラードで発行されるタブロイド紙『クリル』が8月11日、「パルチザンで日本のドライブ。ホンダがジャガーに続いてやってくる!」と題した記事を掲載。オーストラリアのメルボルン・ビクトリーを退団して現在フリーの元日本代表MF本田圭佑が、ジャガーポーズで話題を集めた浅野拓磨に続いて、セルビア1部リーグのパルチザン・ベオグラードに加入する可能性についてレポートした。
記事によると、パルチザンのスタッフ・コーチ陣が本田の獲得を考えているというスポーツサイト『スポーツ・エキストラ』の記事などを引用。そのうえで、実現させるためには、まずパルチザンが現在3次予選を戦うヨーロッパリーグ(EL)で、本戦(グループステージ)出場を果たすことが条件になると伝えている。そうすればヨーロッパを舞台にした「6試合(ホーム3試合)」が加わり、クラブとしての獲得資金も上積みできるというわけだ。
また本田について「日本のみならずアジア史上で最高の選手の一人」として、そんな選手が加われば、浅野とともに楽しみだという論調だ。ただし記事の内容的には、スタッフからの実際の発言はなく、願望的なものが大きく占めている。
また、一人で道を切り開いてきた本田がこのタイミングで、すでに日本人選手のいるチームに加わるということは、あまり現実的とは言えないか。
それでも名門復活に向けて精力的に補強を進めているパルチザンにとって、ELの資金を活用しようと考えた場合、確かにフリートランスファーの選手の中で本田は”狙い目”になってくるか。それに本田サイドとしては、カンボジア代表監督との”二刀流”への理解を示し、サポートをしてくれるチームでのプレーを望んでいることだろう。可能性は決してゼロではないかもしれない。
パルチザンは今季リーグ戦、これまで3試合を戦い2勝1分け(9得点・2失点)の5位と、まずまずのスタートを切っている。8月7日のヨーロッパリーグ3次予選・マラティヤスポル(トルコ)との第1戦は、浅野のゴールなどで3-1で勝利を収めた。アウェーでの第2戦は現地時間8月15日に行われる。
なお2018-19シーズンのリーグ戦は29勝9分8敗で3位だった。
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[文:サカノワ編集グループ]