レアルのジダンとラウルの”連携”が久保建英成長のカギ。スペイン記者が指摘

久保建英。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

攻撃陣「4枚」が機能したが、ローマにPK戦の末敗れる。

 スペイン1部リーグのレアル・マドリードは8月11日、同日(日本時間12日3時から)イタリアのスタディオ・オリンピコ・ディ・ローマでセリエAのASローマとのプレシーズンマッチを行い、2-2の引き分けからPK戦の末に敗れた。前日にトップチームの練習に参加していた久保建英は招集されなかった。同い年のロドリゴも外れている。

 これでレアル・マドリードはリーガ開幕に向けた全てのプレシーズンマッチが終了。フェネルバフチェSK、レッドブル・ザルツブルクと戦力的にやや劣るところからからは勝利を収めたものの、バイエルン・ミュンヘン、アトレティコ・マドリード、トッテナム・ホットスパーFC、そしてローマと、実力のあるチームからは白星を得られず(アーセナルFC戦はPK戦勝利、ローマ戦はPK戦敗戦)、新シーズンに向けて不安を残した。

 今回のローマ戦を終えて、スペインの『アス』紙は2ゴールを決めた前半よりも後半の4人の攻撃陣を配置した布陣のほうが機能し、「マドリードはローマに脅威を与え続け、このスカッドが任務を果たすための個々の高い能力を発揮した」と評価した。

 カリム・ベンゼマ、ルカ・ヨヴィッチ、ヴィニシウス・ジュニオール、そしてエデン・アザール(途中からガレス・ベイル)。後半からヨヴィッチとヴィニシウスを投入したことで、ゴールは決まらなかったものの、攻撃が活性化されたことをポジティブに捉えていた。

 そのうえでベイルの起用については疑問視。であれば、ハメス・ロドリゲスも試しておくべきだったのではないかと首をひねる。また、18歳の久保とロドリゴについても、「十分な戦力になるのだから、時間を無駄にしてはいけない」と触れている。

 二人はこの週末、トップのローマ戦、そしてカスティージャのテネリフェでのトレーニングマッチ、いずれの遠征にも参加しなかった。そのため記事では、トップチームのジネディーヌ・ジダン監督とカスティージャのラウル・ゴンザレス監督の間で話し合いが行われず、成長を妨げてしまわないかと指摘している。

 久保がカスティージャを主戦場にしながらトップチームでの出場を目指して戦っていくためには、確かにふたりの指揮官の情報交換など”連携”は重要な要素となってくる。そこが疎かになるようだと、久保への影響は必至だ。

  トップチームは17日にアウェーのセルタ・デ・ビーゴ戦でリーガ開幕を迎えた。そして24日にはレアル・バリャドリードとのホーム開幕戦に臨む。

 レアル・マドリードのローマ遠征メンバーは次の通り。

◆ゴールキーパー◇

ケイラー・ナバス
ティボ・クルトゥワ
トニ・フイディアス

◆ディフェンダー◇

ダニエル・カルバハル
エデル・ガブリエウ・ミリトン
ラファエル・ヴァラン
ナチョ・フェルナンデス
マルセロ
アルバロ・オドリオソラ

◆ミッドフィルダー◇

トニ・クロース
ルカ・モドリッチ
カゼミーロ
フェデリコ・バルベルデ
イスコ 

◆フォワード◇

エデン・アザール 
カリム・ベンゼマ
ガレス・ベイル
ルーカス・バスケス
ルカ・ヨヴィッチ
ヴィニシウス・ジュニオール

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[文:サカノワ編集グループ]

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