久保建英の右ヒザ負傷は予想以上、復帰まで最短1~2か月。「来週には足をつける」
久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
マジョルカのルイス・ガルシア監督が記者会見で明かす。
久保建英の右ヒザの負傷は、予想以上に深刻か――。スペイン1部RCDマジョルカのルイス・ガルシア監督が10月14日、週末のレアル・ソシエダ戦に向けた記者会見に応じ、その中で負傷離脱中の久保の状態について質問に答えた。レアル・マドリードからレンタルでプレーする20歳のレフティは来週、ようやく松葉杖を外す段階だとして、そこから「1か月~2か月」は復帰までかかりそうだと見通しを示した。
ルイス・ガルシア監督は次のように語っている。
「タケは来週あたりには(松葉杖を外して)足をつけるようになると思います。しばらくかかりそうで、(復帰時期について)正確には分かりません。様子を見るしかありません。1か月、1か月半、2か月……そのあたりまで見通さなければいけません」
しばらくはサポーターをつけて段階を踏み、様子を見ていくということだ。
一方、久保の負傷離脱に伴い、出場チャンスも増えた韓国代表MFイ・ガンインだが、指揮官はまだそのパフォーマンスには満足していないとも語っている。
「タケがケガをしてしまったあと、彼は少しずつ試合に入ってきて、スタートからもプレーしました。しかしまだ私が期待するような結果を残せていません。彼にはもっともっと期待しています。今も良いパフォーマンスはしていますが、もっと期待しています。それにもっと貢献しなければなりません。特にファイナルサードでもっと決定的なことをしなければなりません。自分自身を奮い立たせ、私たちにもっと何かを与えたいと思い続けなければなりません」
そのように温厚なルイス・ガルシア監督にしては珍しく、明確な要求を口にしている。
インターナショナルマッチデー(国際Aマッチデー)明けのリーグ再開初戦、12位のマジョルカは10月16日(日本時間17日4:00)、3位と好調なレアル・ソシエダと対戦する。
また日本代表は来月、今年最後の活動としてカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選、11日にベトナム代表、16日にオマーン代表とアウェーで対戦する。久保の招集は、10月シリーズに続いて見送られることになる。
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[文:サカノワ編集グループ]