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ナント辞任のハリル氏がモロッコ代表監督に就任!「目標はW杯出場権獲得」

2017年9月、W杯アジア予選を突破した際のハリルホジッチ元日本代表監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

元日本代表指揮官、自身の「4大会連続予選突破」に挑む。

 モロッコサッカー連盟(FRMF)は8月15日、元日本代表監督でフランス一部リーグのFCナントを今夏辞任していたヴァイッド・ハリルホジッチ氏が、モロッコ代表監督に就任したと発表した。

 ハリルホジッチ氏は「私の目標は、まずワールドカップ(2020年、カタールW杯)の出場権を得ること。私自身の4大会連続(2010年のコートジボワール代表、2014年のアルジェリア代表、2018年の日本代表)での予選突破を果たしてみせます」と抱負を語っている。

 ハリルホジッチ氏は1952年5月15日生まれの67歳。ボスニア・ヘルツェゴビナ(旧ユーゴスラビア)出身。ハビエル・アギーレ元日本代表監督の八百長関与疑惑による退任に伴い、2015年3月に日本代表監督に就任。2018年のロシアW杯アジア予選突破には成功したが、その後の成績不振により解任された。

 また、その解任理由に納得できず、日本サッカー協会と田嶋幸三会長に対し名誉毀損によって慰謝料1円と謝罪広告の掲載などを求める訴訟を東京地裁で起こした。しかし2018年10月からフランスのナントで現場復帰を果たし、今年4月10日、その提訴を取り下げている。

 ナントでは2020年6月まで契約を結んでいたものの、昨シーズン後に辞任をしていた。その時点で複数のオファーが届いていたと報じられていて、今回、モロッコ代表監督への就任が正式に発表された。

 モロッコ代表はこれまでW杯に5度出場。前回のロシアW杯にも出場し、グループステージ1分2敗(2得点・4失点)で敗退している。

 西川周作(浦和レッズ)、増嶋竜也(ジェフユナイテッド市原・千葉)、本田圭佑(前メルボルン・ビクトリー)らを擁したU-20日本代表とU-20モロッコ代表が対戦した2005年のオランダ・ワールドユース(現・U-20ワールドカップ)の決勝トーナメント1回戦は好勝負として知られ、日本が押し気味で試合を進めたものの90+2分の失点で0-1で敗れている。

 モロッコ代表と日本代表の国際Aマッチは一度も行われていない。

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[文:サカノワ編集グループ]

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