大岩剛監督「次を目指すいいキッカケになってくれれば」。パリ五輪、サッカー日本代表はスペインに敗れて終焉に
細谷真大は後半も決定的なシュートを放ったが、GKのビッグセーブに阻まれた。写真:早草紀子(C)Noriko HAYAKUSA
「この上はフル代表しかないので、しっかりそこを目指して選手たちには成長してもらいたい」
[パリ五輪 男子サッカー 準々決勝] 日本代表 0–3 スペイン代表/2024年8月2日24:00(現地17:00)/スタッド・ドゥ・リヨン
パリ・オリンピックの男子サッカー準々決勝、パリ五輪日本代表(U-23日本代表)はスペイン代表に0-3で敗れ、ベスト8敗退となった。56年ぶりのメダル獲得はならなかった。
大岩剛監督は試合後のフラッシュインタビューで、「選手たちは非常によく頑張ってくれました。悔しい結果ですが、選手たちには次を目指すいいキッカケになってくれればと思います」と、選手たちの健闘をたたえた。
0-3とスコア上は”大差”に。しかし細谷真大の幻のゴールなど、決まっていれば……ガラリと流れは変わっていた。そういった意味では、”僅差”とも言えた。とはいえ、スペインは最後までスタイルを貫いて崩れず、そして焦れなかった。そこにも大きな差はあったとも言える。
「90分のなかで我々の試合ができている時間が比較的長かったので、そういったところで決め切れていれば……。しかし、それは『たら』『れば』なので、90分で敗れたことを受け止めたいです」
チームはこのあと解散になる。それぞれの所属先に戻るが、大岩監督は「この上はフル代表しかないので、しっかりそこを目指して選手たちには成長してもらいたいと思います」とエールを送った。
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この試合のデータは、シュート数9本(枠内3本)対12本(同9本)。ボール保持率は日本47パーセント、スペイン53パーセント。