マジョルカ監督、久保獲得だけでは満足せず?ソシエダ戦の起用については明言せず
マジョルカの久保建英。(C)RCD_Mallorca ※ツイッターより
モレノ監督がさらなる補強も示唆。また、「これまでチームで練習してきた選手が大切」とも強調する。
[スペイン1部 2節]マジョルカ – R・ソシエダ/2019年8月25日(日本時間26日0:00)/イベロスター・エスタディ
レアル・マドリードからRCDマジョルカへの期限付き移籍が決まった久保建英は、現地8月25日のホームでのレアル・ソシエダ戦でスペイン1部デビューを果たすのか? マジョルカのビセンテ・モレノ監督は前日の取材、「すでにこれまでいた選手が重要です。日曜日の試合で起用するかは分かりません」とコメント。開幕戦でSDエイバルに勝利しており、合流間もない久保よりも、既存戦力を現時点では重用していることを明言した。
さらに9月2日まで開かれている移籍市場での補強についても、指揮官は「まだ補強すべきポジションはあります。それは数字(お金、登録数など)との兼ね合いにもなってくるでしょう」と強調。22日に発表された久保やヤニス・サリビュルだけでは満足せず、さらなる獲得もあり得ることを示唆している。
マジョルカの地元メディア『ディアリオ・デ・マヨルカ』に、指揮官のレアル・ソシエダ戦に向けた抱負などが掲載された。そのなかでモレノ監督は久保について、「クラブは獲得を決断し、うまくいけば週末にパフォーマンスを見せる機会を与えます」と起用を検討していることは認めた。一方で「レアル・ソシエダとは厳しい試合になります。相手を尊重しています。二人(久保とサリビュル)はまだ来て間もないですし、日曜日の試合に出るかは分かりません」と慎重な姿勢を示した。
そして今季チームを7年ぶりの1部昇格に導いた44歳の指揮官は、「いずれにせよ、マジョルカに加わった選手たちがピッチに立てる11人の座を勝ち取らなければいけません」と、チーム内の競争あっての起用であることも説明。レアル・マドリーから加入したというポテンシャルの高さは認めるが、久保にもポジションを”勝ち取る”ことを要求している。
あり得るとすれば、ベンチスタートか? 久保のマジョルカでの背番号は「26」に決まった。
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[文:サカノワ編集グループ]
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