小林祐希が「10番」で加入決定。ベフェレンとはどんなチーム?
ベフェレンのユニフォームを手にする小林祐希。※写真はツイッターより
昨季15位で残留を果たし、今季これまで最下位に低迷。
オランダ1部のSCヘーレンフェーンを退団してフリートランスファー(無所属)となっていた元日本代表MF小林祐希が、ベルギー1部リーグのワースラント=ベフェレンに加入することが決定した。ベフェレンが9月6日に発表し、背番号は「10」に決定した。
27歳の小林は自身のSNSのツイッター( アカウントは @iamyuuki4424 )でユニフォームを手にした写真ととともに、「ベルギーのベフェレンに加入することが決まりました!応援よろしくお願いします!」と呼び掛けている。
昨季はヘーレンフェーンで29試合・8アシストを記録。日本代表にも昨年9月、約1年5か月ぶりに復帰を果たしていた。上昇志向が強く、4大リーグなどへの”昇格”を目指していたが、今回は達成できなかった。
それでも成り上がりへの再チャレンジの権利は得られた。背番号「10」を与えられたことにも、クラブからの期待の大きさが感じられる。
ベフェレンは、オランダ北中部のオースト=フランデレン州のクラブ(州都はヘント)。1936年創設だが、2010年の合併を経て、現在の1万3290人収容のフレシエル・スタディオンを使用開始。それにより財政面なども安定した。2011-12シーズン、さっそく2部リーグ2位に入り、1部昇格を果たした。
昨季はレギュラーシーズン5勝12分13敗(37得点・50失点)で15位。プレーオフ2のグループBで3位に入り残留を果たしている。
今季は1分5敗(3得点・17失点)と、まだ勝利を挙げられず苦戦を強いられ、自動降格圏の最下位(16位)に沈んでいる。その劣勢を覆すための、今回の小林の補強となった。
日本人選手では森岡亮太(現・シャルルロワ)が2017-18シーズンに半年間在籍し、ベルギーの名門の一つであるRSCアンデルレヒトへの移籍を果たしている。
やはり昨季の小林はノーゴールに終わったことも、移籍するうえでのアピール不足になっていたという点も否めない。その左足から小林らしく、時には強引にゴールを奪い、その先へ突き抜けてもらいたい。
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[文:サカノワ編集グループ]
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