【日本代表の出身ランク】Jクラブユース最多14人、高校5人、大学4人
日本代表。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
東京五輪世代はすべてクラブユース出身。
キリンチャレンジカップのパラグアイ代表戦とカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のミャンマー代表戦に臨んだ日本代表メンバー23人のプロになる前の出身カテゴリーをチェックした。Jクラブユース、高校、大学……どこからプロ入りを果たしたのか? クラブユースが14人と最多で、高卒5人、大卒4人と続いた。
森保ジャパン発足から1年、指揮官は「これまでのベストメンバー」を招集したと明言。ロシアW杯組、そして新メンバー、さらに若手と各世代ごとに満遍なく招集されている感じだ。
東京五輪世代はいずれもJクラブユース出身。もちろんまだ大学に関しては卒業する年齢には達していないのだが(法政大時代の上田綺世がコパの日本代表に招集)、天才肌とも言えるセンスのあるタレントが、より早い段階からプロでもチャンスを掴んで、急速に進化を遂げていると言える。
プロ予備軍のエリートと言えるクラブユース出身選手が、今後も日本代表のベースとなっていく流れは変わらないだろう。ただ、そうした時代の中でも、高校、大学出身の選手も貴重な戦力となっているのは確かだ。
▽日本代表23人の出身カテゴリー
(9月シリーズ、アジアカップ、ロシアW杯)
□キリンC杯&W杯予選ミャンマー戦9月シリーズ
順位 プロ前の所属 人数
1位 Jクラブユース 14
2位 高校 5
3位 大学 4
4位 町クラブユース 0
□2019年アジアカップ日本代表
順位 プロ前の所属 人数
1位 Jクラブユース 10
2位 大学 8
3位 高校 5
4位 町クラブユース 0
□ロシア・ワールドカップ(W杯)
順位 プロ前の所属 人数
1位 高校 10
2位 Jクラブユース 9
3位 大学 3
4位 町クラブユース 1
□9月シリーズ
▽日本代表23選手のプロになる前のカテゴリー/出身チーム
GK
1 川島永嗣(ストラスブール)←高校/浦和東高校
12 権田修一(ポルティモネンセ)←Jクラブユース/FC東京U-18
23 シュミット・ダニエル(シント=トロイデン)←大学/中央大
DF
2 植田直通(セルクル・ブルージュ)←高校/大津高
3 安西幸輝(ポルティモネンセ) ←Jクラブユース/東京Vユース
4 畠中槙之輔(横浜F・マリノス)←Jクラブユース/東京Vユース
5 長友佑都(ガラタサライ) ←大学/明治大
16 冨安健洋(ボローニャ)←Jクラブユース/福岡U-18
19 酒井宏樹(マルセイユ)←Jクラブユース/柏U-18
22 吉田麻也(サウサンプトン)←Jクラブユース/名古屋U-18
MF
6 遠藤 航(シュトゥットガルト)←Jクラブユース/湘南ユース
7 柴崎 岳(デポルティーボ)←高校/青森山田高
8 原口元気(ハノーファー)←Jクラブユース/浦和ユース
9 南野拓実(ザルツブルク) ←Jクラブユース/C大阪ユース
10 中島翔哉(ポルト)←Jクラブユース/東京Vユース
13 橋本拳人(FC東京)←Jクラブユース/FC東京U-18
14 伊東純也(ヘンク) ←大学/神奈川大
17 久保建英(マジョルカ)←Jクラブユース/FC東京U-18
20 板倉 滉(フローニンゲン)←Jクラブユース/川崎U-18
21 堂安 律(PSV) ←Jクラブユース/G大阪ユース
FW
11 永井謙佑(FC東京)←大学/福岡大
18 鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌) ←高校/桐生一高
15 大迫勇也(ブレーメン)←高校/鹿児島城西高
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[文:サカノワ編集グループ]