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本田デビューへ!フィテッセ監督「スピード? 元々速くないから問題ない」

フィテッセの本田圭佑。※フィテッセ公式ツイッターより(@MijnVitesse)

「ロボットのように精密なプロだ」と、スルツキ監督がその姿勢を高く評価。

[オランダ1部 14節]  スパルタ – フィテッセ /2019年11月24日(日本時間25日0:45)/スパルタ・スタディオン・エト・カステール

 オランダ1部リーグ(エールディビジ)のフィテッセに加入した元日本代表MF本田圭佑が11月21日、入団記者会見を行い決意を示した。

 オーストラリアAリーグのメルボルン・ビクトリーを5月に退団したあと無所属だった本田だが、「またプレーできることを楽しみにしています。6か月間試合をしていないので待ち切れません。私は一度も休むことなく、これまで常にトレーニングを積んできました」と強調。オランダの労働許可が下り選手登録も完了しており、11月24日に行われるアウェーのスパルタ・ロッテルダム戦でデビューを迎えそうだ。

 そうしたなか、CSKAモスクワ時代に本田とともに国内3冠を達成し、UEFA欧州チャンピオンズリーグではロシア初のベスト8進出を果たした、フィテッセのレオニード・スルツキ監督は『テレグラーフ』で、次のように本田への期待を語っている。

「本田は普通のプロではありません、ロボットのようなプロです。あらゆる面において精密である、スーパーなプロフェッショナルです。食事、休息、そしてフィットネス……。彼はすべてのことを完璧に行います」

「モスクワでは多くの勝利を収めました。しかし敗北も経験しています。お互いをよく理解しているので、協力することが大切です」

 また、オランダのサッカーサイト『Soccer News Nl』ではこの国際Aマッチの中断期間前、指揮官は「本田はスパルタ戦に出ます」とも明言していた。

 さらにスルツキ監督はユーモアをまじえて、本田への期待を語る。

「(国際Aマッチ期間)カンボジアでも彼はトレーニングをしています。彼のフィジカル的なコンディションは、とても良いレベルにあります。スピード? 彼はもともと速さを持っていないので、そこは問題はありませんよ」

 そういったコメントからも、ロシアを代表する名伯楽スルツキ監督のユーモアと人間味が感じられる。指揮官は”スーパーなプロフェッショナル”の「HONDA」の力を欲していることが伝わってくる。

 フィテッセは現在リーグ3連敗を喫し、7勝2分4敗(24得点・19失点)の勝点23で5位。本田とスルツキ監督の”ゴールデンコンビ”で、フィテッセにどのような相乗効果がもたらされるのか――楽しみだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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