初アシストの久保にマジョルカ監督は「いいプレーしていない」と現実的な厳しい評価

久保建英。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「2点は決まったが、久保がいる間に3失点を喫している」

[スペイン1部 5節]  ヘタフェ 4-2 マジョルカ /2019年9月22日(日本時間19:00)/コリセウム・アルフォンソ・ペレス

 スペイン1部リーグ(ラ・リーガ)、RCDマジョルカのMF久保建英はアウェーのヘタフェCF戦で19分から交代出場し、0-3で迎えた70分にクロスからアンテ・プディミルのヘディング弾をアシストした。しかし結局、その後1点ずつ取り合い2-4で敗れた。

 試合後の公式記者会見で、マジョルカのビセンテ・モレノ監督が、スペイン初アシストを記録した18歳の久保についてコメントした。

「他の選手たちと同じように、決していいプレーをしていたとは思いません。2ゴールが決まり、さらにゴールにも近づきましたが、彼が途中出場してから3失点を喫しているのもまた事実です。そういった全体のシュエ―ションを変えるまでには至りませんでした。そして試合には敗れました」

 そのようにモレノ監督は厳しく指摘した。

 指揮官は久保が出場していた間、アシストを含む2ゴールが決まったことを評価する一方、3失点を喫して「結果的に負けた」ことにフォーカスすべきだと強調したのだ。

 確かにクロスから意地のアシストを決めた。ただし、試合全体で見れば、貢献度はまだまだだ、ということ。今回スターティングメンバーでの起用が有力視されたものの、結局、前線はこれまで通りの顔触れになった。

 ハードワークを徹底することで、昨季スペイン2部リーグ5位からプレーオフを勝ち上がった。そうした全員守備・全員攻撃を狙う指揮官にとって、まだ久保には物足りなさを感じている面があるようだ。

 また今後の展望について、指揮官は「1部残留」が目標であることを改めて明言した。

「私は占い師ではないので、この先のことは分かりません。数字を数えるためだけにはプレーしませんが、私たちは降格しないように目指さなければなりません。この環境に慣れるべきで、以前のレベルに馴染んでは意味がありません。その目標に近づくためにもポイントを獲得しなければなりません。だから今日のパフォーマンスには怒っています」

 そのようにも指揮官は強調した。

 マジョルカは開幕のSDエイバル戦以降勝利がなく、1勝1分3敗(4得点・8失点)で20チーム中17位。

 次節はミッドウィークの9月25日、ホームでアトレティコ・マドリードと対戦する。アトレティコ・マドリードは3勝1分1敗(5得点・2失点)で6位。

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[文:サカノワ編集グループ]

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