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日本代表にも選出、南野拓実が示した意欲「成長を試す最高の舞台。でも…」。堂々リバプールから1得点&1アシスト!

南野拓実。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

完璧なダイレクトボレーに、クロップも苦笑を浮かべる。

[CL GS2節] リバプール 4-3 RBザルツブルク/2019年10月2日/アンフィールド

 オーストリア1部リーグのRBザルツブルクに所属する日本代表FW南野拓実がUEFA欧州チャンピオンズリーグ( CL )のグループステージ2節、昨季覇者イングランド・プレミアリーグのリバプールFCから1得点1アシストを記録する活躍を見せた。

 立ち上がりからホームチームのペースで試合が進み、ザルツブルクは瞬く間に3点を先取されてしまう。しかし猛反撃に出て前半終了間際にまず1点を返す。

 そしてシステム変更が奏功し、56分、左サイドからのクロスに、ファーサイドに駆け込んだ南野が右足のダイレクトボレーで合わせ、1点差とするゴールを叩き込む。一瞬の無駄もない崩しに、リバプールのユルゲン・クロップも苦笑を浮かべた。

 ザルツブルクはこれで一段と追い風に乗る。すると60分、今度は南野が右サイドをえぐり、シュート性のクロスを放って3点目をアシストした。

 ここでついに3-3の同点に追い付いてみせる。しかし……。

 69分、リバプールのエースであるエジプト代表モハメド・サラーにこの日2点目を決められてしまい万事休す。ザルツブルクは総シュート数10本対10本と五分に持ち込めたものの、一方、ボール支配率はリバプールの70パーセントに対しザルツブルクの30パーセントと力の差は見せつけられた。

 すると南野は試合後、自身のSNSのツイッター( アカウントは @takumina0116 )を更新し、次のようにメッセージをつづった。

「海外移籍してほぼ5年。

 今自分が成長しているかどうか試す最高の舞台がある事が嬉しい。

 でももっと成長したい。」

 リバプール相手の1ゴール・1アシスト。結果とともにインパクトを残した。

 間違いなく前進していると実感できた。ただ、それだけに、さらなる成長を自分自身にも誓い、期待していることが伝わってくる。

 10月のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の2試合(10日:モンゴル代表戦@埼スタ、15日:タジキスタン代表@ドゥシャンベ)に臨む日本代表のメンバーにも継続して選出された。欧州で早くも6シーズン目に突入した24歳のアタッカーが日本を引っ張っていく――そんな存在になるとともに、さらなる輝きを放っていけるか。

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[文:サカノワ編集グループ]

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