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スペインで実現、久保建英対ウーレイ「アジアダービー」に南米メディアも注目

久保建英。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

巨大な市場を左右する一戦になる。

[スペイン1部 8節] マジョルカ – エスパニョール/2019年10月5日14:00(日本時間同19:00)/エスタディ・デ・ソン・モイシュ

 スペイン1部(リーガ・エスパニョーラ)のRCDマジョルカ対RCDエスパニョール戦、日本代表のMF久保建英は、果たして4試合連続での先発出場なるか? そしてチームに開幕戦以来、7試合ぶりの勝利をもたらすことが期待される。

 この試合、スペイン語を公用語とするパラグアイのスポーツメディア『ウルティマ・ホラ』も熱視線を送る。同メディアは「ソン・モイシュでアジアダービー」と題して、マジョルカの久保、そしてエスパニョールの中国代表FWウー・レイ(武磊)の”対決”を取り上げ、「巨大なアジア市場を左右する注目の一戦になる」と伝えている。

 久保はこれまで5試合1アシストを記録。最近は3試合続けて先発し、2戦連続フル出場している。記事では家長昭博、大久保嘉人に続き、マジョルカにとって3人目の日本人選手であることと、「レアル・マドリードから期限付き移籍で加入し、18歳の若さにして、そのアタックですでに多くのファンの心を掴んでいる。森保一監督のもと、2020年夏の東京オリンピックでも、金メダル獲得を目指す」などと記されている。

 一方、28歳のウー・レイは今年1月にエスパニョールに加入。昨季は16試合3得点、今季これまで6試合0得点を記録している。「当初は経済的な理由での獲得だと言われてきたが、それだけではなく実力が備わっていることをプレーで証明してきた。彼はゴールを決めて貢献し、中国人選手としてリーガで最長の出場時間を記録している」と伝える。ヨーロッパリーグ予選でも、中国人選手としての初ゴールを決めた。

 同メディアは、今回の試合でのそれぞれのパフォーマンスや試合結果が、両クラブのスポンサー獲得など経営面にも大きな影響を与えるとしている。実際、むしろ日本より中国で、二人の対決はより注目を集めている。

 7節を終えて、マジョルカは1勝1分5敗(4得点・12失点)で20チーム中19位、そしてエスパニョールも1勝2分4敗(4得点・12失点)で18位と、いずれも降格圏に沈んでいる。是が非でも勝点3を奪い、上昇への突破口を切り開きたい。

 久保はこのあとカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の10月シリーズに臨む日本代表に合流する。景気付けのスペイン初ゴールを、そろそろ決めたいところだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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