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東京五輪代表3発勝利。ブラジルメディアは母国心配「日本を打ち負かすほど機能せず」

橋岡大樹。(C)AFC ※昨年のU-19アジア選手権より

田中碧が無回転&弾丸、中山雄太は左足で突き刺す。セレソンはレアルのロドリゴら投入も機能せず。

[国際親善試合] U-22ブラジル代表 2-3 U-22日本代表/サンロレンソ・ダ・マタ(ブラジル)

 東京オリンピック世代にあたるU-22ブラジル代表とU-22日本代表の国際親善試合がブラジルのヘタフェで行われ、日本が田中碧(川崎フロンターレ)の無回転&弾丸、中山雄太(PECズォレ)の左足と、ミドルレンジからの3ゴールで勝利を収めた。

 ブラジルメディア『グローボ』は、「プレ・セレソン『ジャーディン時代』初戦を落とす」と題してこの試合を取り上げ、今年立ち上げたアンドレ・ジャーディン体制のもと、「日本を危険にさらすことがほとんどなかった」と、ブラジルの攻撃がほとんど機能せず、ペナルティキックでしか得点できなかったことを問題視していた。試合終盤には町田浩樹が退場処分を受けたものの、「ブラジルに流れが好転することはなかった」としている。

 同メディアの選手採点は、「オリンピックを控えたチームの攻撃は、日本を打ち負かすほどには機能しなかった」として、ほぼ全員が平均の6点以下に。57分から途中出場したレアル・マドリードのロドリゴは「5.5」、82分にPKによる1ゴールを決めた注目の大型ストライカーのペドロが唯一「6.0」。ロドリゴには「時間が発つにつれて良くなったが、相手を脅かすほどではなかった」と厳しい一言を添えている。また、イバネスには最低の「3.5」をつけて、「ミスパスから失点を与えてしまった。チームメイトに手を合わせて謝罪をする場面も」とコメントをしていた。

 全体的に日本を称賛するというよりも、あまり迫力を生み出せなかったブラジルの攻撃面を嘆く内容となっている。

 U-22日本代表はこのあと解散し、週末に再開するそれぞれのリーグ戦に向けて備える。

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[文:サカノワ編集グループ]

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