湘南が新体制で再始動。『10番』山田直輝が感じたプラスの変化と「そこが僕らの弱さ」とは?

湘南の山田直輝。写真:上岸卓史/(C)Takahi UEGISHI

浮嶋敏新監督のもと、先制されたあとに跳ね返せず。

[J1 29節] 横浜FM 3-1 湘南/2019年10月19日/ニッパツ三ツ沢球技場

 湘南ベルマーレのMF山田直輝が、浮嶋敏新監督の初陣となった横浜F・マリノス戦でリーグ3試合ぶりに先発し、攻撃にアクセントを加える役割を担った。62分にクリスランと途中交代し、試合は1-3で敗れたものの、「結果は残念でしたが、監督が新しく代わった最初の試合で、自分たちがやらなければいけないことを整理して、次につなげたいです」と振り返った。

 9月29日の27節・清水エスパルス戦(●0-6)、10月6日の28節・川崎フロンターレ戦(●0-5)と大敗が続いていた。その時とは”内容”もプラスの変化が出てきたと感じ、「この前までの負け方とは違いました」と殊勝に語った。

「監督が交代して1試合目。選手も、スタッフも、これをしっかり自分たちのものにしていければと感じています。試合には負けてしまいましたけれど、すべてが悪かったわけではないと思っています」

 そして、湘南の10番は前半の32分、仲川輝人に決められた失点を悔やんだ。

「前半は規律を守れて、後半は規律を守れなかった、というわけではないと感じています。しっかり規律を守っていたなかで、しかし前半に失点してしまい、少し全体が気持ちが沈んでしまい、失点してからちょっと、前へ行けなくなってしまって……。そこが今日の一番の分岐点になりました。痛かったです」

 試合が経過するごとに少しずつ手応えを得ていた。このまま後半に持ち込めれば……と思っていただけに、その1点が大きく響いた。

「前半をスコアレスで折り返せれば、後半走り勝てると思っていました。でも、そこで(先制点を決められて)気持ちが落ちてしまうのが、僕らの弱さ。そこで耐えることもそうですし、入れられたとしても、またもう一つギアを上げられるようにならないといけないと思います」

 コンプライアンス違反によりJリーグからも制裁を受けた曺貴裁前監督の退団が正式決定。前指揮官が活動自粛の間は高橋健二コーチが代行を務めてきたが、この国際Aマッチの中断期間に、下部組織の湘南U-18を率いていた(ベルマーレフットボールアカデミーダイレクター兼任)浮嶋監督が就任し、改めて”走り切る”スタイルを徹底させてきた。勢いに乗るには、きっと、あと一歩のところまで来ている。

 湘南は4連敗で7試合勝ち星なし。それでも、何かを掴めた、はずだと信じたい。

関連記事:【日本代表この1枚】元マリノス久保&畠中、”運命のコンビ”は誰を見つけたのか?

[取材・文:塚越 始]

Topics: Yokohama F・Marinos 3-1 Shonan Bellmare.

Ads

Ads