トッテナムのポステコグルー監督が解任された場合は…燻る退任論「後任の有力候補2人」と英国メディア
ポステコグルー監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
ボーンマス、フラムの指揮官が――。
イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFCのアンジェ・ポステコグルー監督(Angelos Postecoglou)は2027年6月までクラブと契約を結んでいるものの、今季これまでの低迷を受けて退任論が燻っている。現地イギリスでは「もしも解任された場合には」と、後任候補について報じるメディアが出てきた。
トッテナムは今季これまでリーグ14位と低迷。降格圏とは17ポイント差がついているものの、欧州カップ戦圏内も14ポイント差がついている。一方、UEFAヨーロッパカップ(EL)はベスト8に進出していて、インターナショナルマッチウィーク明けにはアイントラハト・フランクフルトと準々決勝で対戦する。
そんななか、2シーズン目を率いるポステコグルー監督の周りが、やや騒がしくなってきている。
『テレグラフ』は3月17日、「ポステコグルー監督が解任された場合、アンドニ・イラオラとマルコ・シウバが有力候補」と題した独占レポートを掲載。スペイン人であるAFCボーンマスのイラオラ、そしてポルトガル人であるフラムFCのマルコ・シウバが、アンジェの後任候補としてリストアップされているというのだ。
トッテナムは直近のフラム戦を0-2で落としたことで、同メディアは「ポステコグルー監督へのプレッシャーはさらに強まっている」と伝える。
クラブの“希望”になっているヨーロッパリーグで勝ち進めば、悲願である主要タイトル、さらにチャンピオンズリーグ出場権も獲得できる。それだけにフランクフルトとの2試合は、まず一つ大きなポイントになると見ている。
オーストラリア人監督は、横浜F・マリノスを経てセルティックFCでセンセーションを起こし、このメガクラブの指揮官に就任した。昨季はその先鋭的と言える攻撃的なスタイルでファン・サポーターを魅了した。
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しかし途中から対策も練られてリーグ5位で終えた。今季はエースのソン・フンミンにマークが集中したなか戦力も大幅に上がらず。よりハイラインの弱点を狙われて、さらに苦戦を強いられてきた。