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【移籍情報】レアルのイスコをアーセナル、マンCが獲得検討

アウディカップに臨んだレアル・マドリード。前列の右から二人目がイスコ。(C)Audi Cup 2019

1月のマーケットで動きあり。来夏、久保建英の復帰計画にも関わってくるか。

 スペイン紙『アス』は10月21日、レアル・マドリードのスペイン代表MFイスコを巡り、1月にオープンする移籍市場でイングランド・プレミアリーグのアーセナルとマンチェスター・シティが獲得を検討していると報じた。レアル・マドリードからRCDマジョルカに期限付き移籍している日本代表MF久保建英の来夏の復帰プランにも関わってきそうだ。

 記事によると、レアル・マドリードはすでにトップチームの登録枠ちょうどとなる25人がリストに名を連ねる。そのため、噂に上がっている、トッテナムホットスパー(プレミア)のデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン、スポルティングCP(ポルトガル)のポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデス、アヤックス・アムステルダム(オランダ)のオランダ代表FWドニー・ファン・デ・ベークらを獲得するためには、現有戦力からの放出が不可欠となっている。そうしたなか、ブラヒム・ディアス、マリアーノ、そしてイスコの放出が検討されているという。

 とりわけイスコは、トップレベルでのリーグでのプレーとともに、スペイン代表として2020年の欧州選手権(EURO)への出場を果たしたいという考えで、プレミアリーグ行きを希望していると言われる。そんななか、マンチェスター・シティは、今季限りで退団することが決定的なダビド・シルバの後釜として、イスコを迎え入れたい考えだという。

 一方、フロレンティーノ・ペレス会長は来夏、パリ・サンジェルマンのキリアン・ムパッペ獲得を目指しており、すでに今オフに多額の資金を投じていることもあり、この冬の移籍市場での思い切った補強には消極的と伝えられる。ただし、ジネディーヌ・ジダン監督の訴えるポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)獲得だけは、指揮官を満足させるためにも働きかける可能性があるというが……。

 つまり、力を出し切れずにいる選手、ケガなどの目立つ選手など現有戦力をうまく整理できなければ、新たな補強もできないということだ。

 一方、そうした「25人枠」には影響されず、18歳のロドリゴはユースチームにあたるフベニールA、昨季ブレイクした19歳のヴィニシウスもカスティージャ登録でスタートを切っている。

 となると、クラブが計画する久保の来夏レアル・マドリードへの復帰にも関わってくるか。久保が復帰する場合、まずはそういった「25人枠」に影響を受けないカスティージャ登録になることが予想される。ただ久保の場合、登録カテゴリーよりも、EU外の選手枠が埋まってしまうのか、久保のために空いているのか、そのほうが重要になってきそうである。もちろん、2列目は列強の錚々たる実力者が揃い、そのように常にビッグネームの動静の噂が絶えないなかでの争いも待っている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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