バルセロナ熱視線!日本のFW西川潤が「U-17W杯10人の星」スペイン紙から評価
西川潤。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
来季加入内定のC大阪で、特別指定選手としてすでにトップチームデビューを果たす。
スペインのマドリードを拠点に発行されるスポーツ紙『マルカ』は10月25日、ブラジルで26日に開幕を迎えるU-17ワールドカップ(W杯)での期待の若手選手について特集を組んだ。「U-17W杯で輝きを放つスター10人」と題し、そのなかでU-17日本代表から西川潤が選ばれた。
西川は2002年2月21日生まれの17歳、神奈川県出身。180センチ、71キロ。桐光学園高校の3年生で、セレッソ大阪の特別指定選手としてもプレーしている。すでに来季のC大阪入りが内定している。また、今年6月に開催されたポーランドU-20W杯に、すでにU-20日本代表の一員としても出場を果たした。
『マルカ』紙の記事では、西川は2018年のU-16アジア選手権でMVPを受賞し、『ムンド・デポルティーボ』紙で安部裕葵(FCバルセロナB)とともに獲得に向けてバルセロナからリサーチされてきたと報じられたことを伝える。また、スペイン人のロティーナ監督が指揮するC大阪で、17歳1カ月23日の若さでJ1リーグデビューを果たし、すでにトップチームの3試合(ルヴァンカップ2試合)に出場、1アシストを記録した実績を紹介。フィニッシュ精度や動きのクオリティに課題があるものの、ボールキープ力がずば抜けていると評価している。
そのポテンシャルと攻撃センスはもちろんのことだが、安部とともにバルセロナに評価された点、そしてロティーナ監督のもとでプロデビューを果たした点と、「スペインつながり」がいくつかあったことで”注目”の存在となっていることが分かる。大会本番で、実際に大きなインパクトを残すことができるか――。
U-17日本代表はU-17W杯大会2日目に登場。グループステージでは、10月27日(日本時間28日8時から)にU-17オランダ代表、30日(同31日8時から)にU-17アメリカ代表、11月2日(同3日8時から)にU-17セネガル代表と対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]