【ルヴァン札幌×川崎】「5トップ」から菅大輝先制、阿部浩之弾で追い付く
		
			札幌の菅大輝。(C)SAKANOWA
		
ボール支配率は37%対63%で、圧倒的に川崎が上回る。
[ルヴァン杯 決勝] 札幌 – 川崎/2019年10月26日/埼玉スタジアム2〇〇2
ルヴァンカップ決勝の北海道コンサドーレ札幌対川崎フロンターレ、札幌が開始10分に菅大輝のゴールで先制に成功した。しかし川崎も前半終了間際に阿部浩之の一撃で追い付き、1-1で折り返している。
立ち上がりから川崎が大島僚太、家長昭博らを中心にボールをしっかり回して試合の主導権を握る。一方、札幌もボールを奪うと素早く切り替え、最前線のジェイ、チャナティップ、鈴木武蔵のトライアングルが連動。鋭いカウンターで川崎陣内をえぐる。
川崎の攻撃が一息ついた10分だった。右ウイングバックの白井康介がわざとタッチを大きくしてボールをさらし、そこに食い付いた車屋紳太郎をかわしてクロスを放つ。そこに逆サイドにいた左ウイングバックの菅大輝が飛び込んで右ボレー! ボールはポストを直撃し、その跳ね返りがGK新井章太に当たってゴールネットを揺らす。ミシャ戦術の妙といえる両ウイングバックが攻撃参加した3-4-2-1が「5トップ」になった陣形から、先制に成功した。
しかし、その後は川崎がさらに攻撃の色を強め、札幌ゴールに襲い掛かる。レアンドロ・ダミアンのノーマークの決定的なシュート2本ポストを叩き、阿部浩之も絶好機のショットを外すなど、ゴール前で攻略しながらも肝心のスコアを刻むことができない。
それでも前半終了間際、コーナーキックの混戦から阿部が渾身のシュートを突き刺して、同点に追い付く。札幌にとっては痛恨、川崎にとっては息を吹き返す一撃に。
前半のデータでは、ボール支配率が札幌37パーセント、川崎63パーセント。総走行距離が札幌53.87キロ、川崎51.78キロ。スプリント回数が札幌76回、川崎59回。
試合は1-1で後半へ――。果たして、どのような決着を迎えるのか。
両チームのメンバーは次の通り。
▽北海道コンサドーレ札幌
▼先発
GK 
25 ク・ソンユン 
DF 
3 進藤 亮佑 
20 キム・ミンテ 
5 福森 晃斗 
MF 
19 白井 康介 
27 荒野 拓馬 
8 深井 一希 
4 菅 大輝 
9 鈴木 武蔵 
18 チャナティップ
FW 
48 ジェイ
▼控え
GK 
1 菅野 孝憲 
DF 
2 石川 直樹 
MF 
23 中野 嘉大 
26 早坂 良太 
7 ルーカス・フェルナンデス 
FW 
11 アンデルソン・ロペス 
13 岩崎 悠人
▽監督
ペトロヴィッチ
▽川崎フロンターレ
▼先発 
GK 
21 新井 章太 
DF 
2 登里 享平 
34 山村 和也 
5 谷口 彰悟 
7 車屋 紳太郎 
MF 
25 田中 碧 
10 大島 僚太 
28 脇坂 泰斗 
41 家長 昭博 
8 阿部 浩之 
FW 
9 レアンドロ・ダミアン
▼控え
GK 
1 チョン・ソンリョン 
DF 
26 マギーニョ 
3 奈良 竜樹 
MF 
14 中村 憲剛 
16 長谷川 竜也 
22 下田 北斗 
FW 
11 小林 悠
▽監督
鬼木 達
関連記事:【川崎】中村憲剛が語るルヴァン杯優勝の条件「ミシャのサッカーとは長く対戦してきて…」
[文:サカノワ編集グループ]
Topics:J.LEAGUE YBC Levain CUP FINAL;Hokkaido Consadole Sapporo vs Kawasaki Frontale .
                    



